11月の電気販売量5.1%減、2カ月ぶりのマイナス
東京電力の11月の電気販売量は、月間の平均気温が前年を大幅に上回ったため(前年比+2.8℃ 東京地方)、生活関連の民生用で暖房需要が減少したことなどが影響し、前年同月比5.1%減の213.8億キロワット時と2カ月ぶりに前年実績割れとなりました。
内訳をみると、家庭用の「電灯」は10.7%減、オフィスビル、スーパー、デパートなどの「業務用」も0.6%減と、ともに前年を2カ月ぶりに下回りました。
産業用の大口電力は、新規プラントの稼動が増えた「化学」、アジア向け輸出と自動車業界向けが堅調な「鉄鋼」などがプラスの伸びとなったものの、全体では前年同月比0.4%減となりました。
【販売電力量の対前年増加率】
15年度(%) | ||
10月 | 11月 | |
電灯 | 5.7 | -10.7 |
業務用 | 2.2 | -0.6 |
高圧B | -1.8 | -1.6 |
電灯・動力計 | 3.2 | -6.2 |
特定規模需要(注) | -4.0 | -2.4 |
合計 | 1.1 | -5.1 |
大口電力計(再掲) | -1.4 | -0.4 |
※契約電力が、原則として2,000KW以上の電力の小売り自由化対象であるお客さま。
以 上