暖房需要減で、12月の電気販売量1.1%減
東京電力の12月の電気販売量は、月間の平均気温が高めに推移したことから、生活関連の民生用で暖房需要が減少したことなどが影響し、前年同月比1.1%減の224億キロワット時と2カ月連続で前年実績割れとなりました。
民生用需要は、オフィスビル、スーパー、デパートなどの「業務用」が1.8%減と2カ月連続のマイナス、家庭用の「電灯」は暖房需要の減少がみられたものの、検針日数が前年同月に比べ約2日長かったため0.7%増となりました。
産業用の大口電力は、「化学」、「鉄鋼」がプラスの伸びを堅持しているほか、トラックや半導体の生産増で「機械」が2カ月ぶりにプラスの伸びに転じましたが、大口全体では前年同月比0.7%減と3カ月連続の前年割れとなりました。
【販売電力量の対前年増加率】 | ||
15年度(%) | ||
11月 | 12月 | |
電灯 | -10.7 | 0.7 |
業務用 | -0.6 | -1.8 |
高圧B | -1.6 | -1.6 |
灯力計 | -6.2 | -0.6 |
特定規模需要(注) | -2.4 | -2.2 |
合計 | -5.1 | -1.1 |
大口電力計(再掲) | -0.4 | -0.7 |
※注:契約電力が、原則として2,000kW以上の電力の小売り自由化対象であるお客さま。
以 上