暖冬で2月の電気販売量0.4%減、産業用大口は2カ月連続のプラス
東京電力の2月の電気販売量は、2月の東京地方の月間平均気温が8.5度と、明治9年観測開始以来、第1位の高温となるなど1~2月とも暖冬となり、生活関連の民生用で暖房需要が減少したことなどから、前年同月比 0.4%減の244億キロワット時と4カ月連続の前年実績割れとなりました。
民生用需要は、家庭用の「電灯」が暖房需要の伸び悩みで 0.9%減と2カ月連続のマイナス。オフィスビル、スーパー、デパートなどの「業務用」は0.4%増と4カ月ぶりに前年実績を上回りました。
産業用の大口電力は、2月がうるう年で操業日数が増えたことも影響し、前年同月比 1.8%増と2カ月連続のプラスとなりました。自動車や中国などアジア地域への輸出が引き続き好調な「鉄鋼」が4カ月連続、デジタル家電用の半導体、トラックの生産が堅調な「機械」も3カ月連続のプラスが続いています。
【販売電力量の対前年増加率】

以 上