3月の電気販売量は0.9%減、03年度は2年ぶりの前年実績割れ
【3月】
東京電力の3月の電気販売量は、2~3月にかけての気温が高めに推移して暖房需要が減少したことなどから、前年同月比0.9%減の230億キロワット時と5カ月連続の前年実績割れとなりました。
生活関連の民生用需要は、家庭用の「電灯」が暖房需要の落ち込みで1.7%減と3カ月連続のマイナス。一方、オフィスビル、スーパー、デパートなどの「業務用」は0.4%増と2カ月連続で前年実績を上回りました。
産業用大口電力は、前年同月比0.8%増と3カ月連続でプラスの伸び。国内向けの自動車用、輸出では中国向けが引き続き好調な「鉄鋼」が5カ月連続、トラックの生産が堅調な「機械」も4カ月連続のプラスが続いています。
【2003年度】
2003年度の電気販売量は、夏季は記録的な冷夏により、昨年8月に過去最大のマイナス幅になるなど、また冬季も暖冬の影響により暖房需要が振るわず、前年度比2.1%減の2760億キロワット時と、2年ぶりに前年実績割れとなりました。
産業用の大口電力は年明け以降プラスの伸びが続いておりますが、冷夏の影響により、7、8月に大幅な前年割れとなったことなどから、通期では0.2%減の833億キロワット時にとどまりました。
以 上
※3月分、及び2003年度の「電気販売量量」につきましては、確定した数値をもってお知らせいたします。
【販売電力量の対前年増加率】

以 上