猛暑効果で2カ月連続の高い伸び、8月の販売電力量11.4%増
東京電力の8月の販売電力量は、猛暑による冷房需要の増加に加え、昨年の冷夏の反動増もあり前年同月比11.4%増の271.5億キロワット時と、2カ月連続で10%以上の高い伸びとなりました。単月の販売電力量としては2002年8月に次ぐ過去2番目の記録となります。
生活関連の民生用需要は、家庭用の「電灯」が前年同月比14.7%増、オフィスビル、スーパー、デパートなどの「業務用」も20.3%増と、前月に続き高い伸びとなりました。これは、東京地方の気温が7月6日から8月14日までの40日間、最高気温30度以上の真夏日が連続し、過去の最長記録を更新したことなどにより冷房需要が大きく伸びたためです。
産業用の大口電力は全体として堅調な生産基調が続いているのに加え、猛暑で生産用の空調需要も増加、前年同月比3.9%増と3カ月連続でプラスの伸びとなりました。
以 上
【販売電力量の対前年増加率】
