12月の販売電力量0.8%減、暖冬で7カ月ぶりのマイナス
東京電力の12月の販売電力量は、気温が前年に比べ高めに推移して暖房需要が落ち込んだことなどから、前年同月比0.8%減の222.3億kWhと7カ月ぶりに前年実績を下回りました。
生活関連の民生用は、12月初、中旬と暖冬が続いて空調需要が減少し、「電灯」は前年同月比0.3%減、スーパー、デパートなどの「業務用」も1.6%減と、ともに前年割れとなりました。
産業用の大口電力は0.1%増と7カ月連続プラスの伸びとなったものの、前月の0.9%増を下回る低い伸びで、生産の鈍化傾向が伺えます。
「鉄鋼」は4カ月連続、「化学」は2カ月ぶりに前年を上回りました。「機械」も7カ月連続でプラスの伸びとなりましたが、トラック、乗用車などの輸送機械部門が前年実績を下回ったため、1.0%増の低い伸びにとどまっています。
