2月の販売電力量4.9%増、寒波で暖房需要伸び3カ月ぶりのプラス
東京電力の2月の販売電力量は、産業用需要が前年実績割れとなったものの、生活関連の民生用は前年に比べ検針日数が1.5日以上長かったのに加え、2月中・下旬の気温が前年に比べ低めに推移したことなどから暖房用の空調需要が伸び、前年同月比4.9%増の255.9億kWhと3カ月ぶりに前年実績を上回りました。
民生用は検針日数が長かったことに加え、2月中・下旬にかけての寒波により暖房需要が増加し、家庭用の「電灯」は前年同月比12.3%増と04年9月以来の2ケタの伸びとなりました。オフィスビル、スーパー、デパートなどの「業務用」は2.9%増でした。
産業用の大口電力は前年のうるう年の影響から前年同月比1.0%減と9カ月ぶりにマイナスとなりました。
その中で「化学」は3カ月連続、「機械」は9カ月連続でプラスの伸びとなっています。「機械」は電気機械が自動車用電子部品、DVDなどの生産増、輸送用機械では乗用車、トラックの輸出が堅調で、前月よりも高い伸びとなっています。
以 上
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