9月の販売電力量2.1%増、上期は1.5%減
東京電力の9月の販売電力量は、産業用の大口電力が前年割れとなったものの、8月から9月中旬にかけて、前年に比べ気温が高めに推移し、生活関連の民生用が前年水準を上回ったことから、前年同月比2.1%増の266.2億kWhと5カ月ぶりに前年実績を上回りました。
生活関連の民生用は、8月から9月中旬にかけて前年に比べ気温が高めに推移したことにより、家庭用の「電灯」が前年同月比4.6%増と3カ月ぶり、「業務用」も前年同月比2.4%増と6カ月ぶりにプラスの伸びとなりました。
大口電力は、「化学」が4カ月ぶり、「鉄鋼」が9カ月ぶりにプラスの伸び、「機械」も前年並みを維持したものの、前年同月比0.6%減と再び前年割れとなりました。
2005年度上期(4-9月)の販売電力量は、前年同期比1.5%減の1438.2億kWhと2003年下期以来3期ぶりのマイナスとなりました。民生用は「電灯」が0.1%減、「業務用」1.9%減、大口電力は1.8%減といずれも前年実績を下回りました。
記録的な猛暑の影響が大きかった前年度上期に比べ、今年度上期は、4~7月の4カ月間の気温が前年より低めに推移したことなどにより需要が伸び悩みました。
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