プレスリリース 2010年

当社原子力発電所における放射性廃棄物処理系配管の誤接続に関する最終報告書の経済産業省原子力安全・保安院への提出について

                             平成22年2月2日
                             東京電力株式会社

 当社は、平成21年10月28日に福島第二原子力発電所1号機において確認された排
水配管の誤接続によるトリチウム*1を含む水の放出事象、11月4日に柏崎刈羽原
子力発電所1号機において確認された排水配管の誤接続事象を受けて、11月5日、
経済産業省原子力安全・保安院から当社原子力発電所について排水配管の誤接続の
有無を確認するための調査を求める旨の指示文書*2を受領いたしました。
 その後、当社は11月11日に同様な誤接続の有無を確認するための調査計画をとり
まとめ、同院へ提出するとともに、この調査計画にもとづき徹底した調査を行い、
同院へ報告することとしておりました。
                  (平成21年11月5日11日お知らせ済み)

 その後、当社は、調査計画にもとづき調査を進めるとともに、適宜、調査の状況
等をお知らせしてまいりましたが、本日、これまでの調査結果および対策等を最終
報告書としてとりまとめ、同院へ提出いたしましたのでお知らせいたします。

                                  以 上

添付資料
 ・当社原子力発電所の放射性廃棄物処理系配管の誤接続に関する調査結果について
  (概要)(PDF 59.8KB)
 ・当社原子力発電所の放射性廃棄物処理系配管の誤接続に関する調査結果について
  (報告書)(PDF 1.74MB)

*1 トリチウム
    水素の仲間で地球上のどこにでもある放射性物質で、原子炉の中でも発生
   しており、復水系の水にも含まれている。
    なお、トリチウムは、年間放出管理の基準値以内での管理を実施し放出し
   ている。

*2 指示文書
    「福島第二原子力発電所及び柏崎刈羽原子力発電所の放射性廃棄物処理系
   配管の誤接続について(指示)」
                            (21原企課第95号)

  原子力安全・保安院(以下「当院」という。)は、貴社より、平成21年10月28
 日、福島第二原子力発電所第1号機において、また、平成21年11月5日、柏崎刈
 羽原子力発電所第1号機において、非放射性廃棄物を処理する配管に放射性物質
 を処理する配管が誤接続されたことにより、一部トリチウムを含む水が放出され
 ていた旨報告を受けました。
  当院としては、誤接続により放射性物質を含む配管が放射性廃棄物以外の廃棄
 物を処理する施設と区別されずに施設され、適切な管理がなされることなくトリ
 チウムを含む水が放出される状態にあったこと等を踏まえ、貴社に対し、下記の
 対応を求めます。

                 記

 1.放射性廃棄物を処理する配管の非放射性廃棄物を処理する配管への誤接続が
  見られた福島第二原子力発電所及び柏崎刈羽原子力発電所に加えて、福島第一
  原子力発電所について、同様な誤接続の有無を確認するための調査計画を策定
  し、平成21年11月11日までに当院に報告すること。
 2.1.において策定した計画に基づき調査を行い、その結果について、速やか
  に当院に報告すること。



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