プレスリリース 2011年

福島第一原子力発電所2号機取水口付近からの放射性物質を含む液体の海への流出の停止確認について

                             平成23年4月6日
                             東京電力株式会社

 平成23年4月2日、午前9時30分頃、2号機の取水口付近にある電源ケーブルを
納めているピット内に1000ミリシーベルト/時を超える水が貯まっていること、
およびピット側面のコンクリート部分に長さ約20センチメートルの亀裂があり、当
該部分よりピット内の水が海に流出していることを発見いたしました。その後、午
後0時20分頃、再度、同状況を現場にて確認いたしました。
 ピット内の水およびピット近傍のバースクリーン前の海水のサンプリングを実施
し、福島第二原子力発電所へ送って分析しています。
                     (平成23年4月2日お知らせ済み)

 同日中に、当該立坑内にコンクリートを注入しておりますが、海への水の流出量
に変化はみられませんでした。このため、新しい止水方法について検討した結果、
吸水ポリマーなどを活用することとし、それに必要な資機材と、止水の専門家を現
地へ送り、4月3日、現場確認を行った後、止水作業を継続実施しております。

 また、4月4日午前7時8分から7時11分、立坑からトレーサ液を投入し、水の
流れの調査を開始しました。さらに、立坑周辺に2カ所の穴を開けてトレーサ液を
注入したところ、4月5日午後2時15分、トレーサ液が立坑周辺の隙間を通じて亀
裂から海へ流出していることを確認しました。このため、4月5日午後3時7分、
立坑周辺の穴から凝固剤の注入を開始しました。(平成23年4月5日お知らせ済み)

 本日、午前5時38分頃、ピット側面のコンクリート部分からの海水への流出が止
まったことを確認しました。止水状況の詳細は、今後確認してお知らせいたします。

 なお、引き続き止水作業を継続してまいります。

                                  以 上

*ピット
  コンクリート製の立坑


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