プレスリリース 2011年

当社福島第一原子力発電所1号機の炉心状態について

                             平成23年5月15日
                             東京電力株式会社

 当社は、平成23年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震に伴う福島第一原子
力発電所の事故に関し、その収束に向けた当面の道筋をとりまとめており、現在、
事態の収束に向けて全力を挙げて取り組んでおります。
 また、この取り組みとあわせて、地震発生後の対応履歴やプラントデータの整理
を行っております。
 その中で、現在得られている記録データおよび記録に基づく推定による炉心状態
の解析を実施することといたしました。

 その結果、『1号機は、津波到達後比較的早い段階において、燃料ペレットが溶
融し、圧力容器底部に落下した。』という評価となりました。

 一方、現在の1号機の炉心状態については、燃料は、注水により安定的に冷却さ
れており、今後、大規模な放射性物質の放出に繋がるような事象の進展はないと考
えております。

 なお、今回の解析は、必要な情報がすべて得られているわけではなく、暫定的な
ものであるため、今後の調査により、更に詳細な炉心状態の把握に努めてまいりま
す。

 また、2、3号機についても、今後、同様の解析を実施してまいります。

                                  以 上

<添付資料>
・東京電力 福島第一原子力発電所1号機の炉心状態について(PDF 234KB)




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