東北地方太平洋沖地震による影響などについて
【午前9時現在】
平成23年10月22日
東京電力株式会社
平成23年3月11日に発生いたしました三陸沖を震源とする東北地方太平洋沖地震
により、当社の原子力発電所をはじめとした設備等が大きな被害を受けるなかで、
立地地域の皆さまをはじめ、広く社会の皆さまに大変なご心配とご迷惑をおかけし
ておりますことに対し、心よりお詫び申しあげます。
福島第一原子力発電所の事故に関し、4月17日、事故の収束に向けた、当面の道
筋を取りまとめ、7月19日に進捗状況についてお示しし、ステップ1の目標「放射
線量が着実に減少傾向となっていること」が達成できていると考えております。ま
た、その後の進捗状況については、10月17日にお示ししております。
原子炉および使用済燃料プールの安定的冷却状態を確立し、放射性物質の放出を
抑制することで、避難されている方々のご帰宅の実現および国民の皆さまが安心し
て生活いただけるよう、引き続き全力で取り組んでまいります。
当社設備への主な影響について、以下の通りお知らせいたします。
※下線部が新規事項
【原子力発電所】
・福島第一原子力発電所 1〜3号機 地震により停止中
(4〜6号機は定期検査中)
※6号機取水口の点検のため、10月21日午前9時5分、6号機補機冷却海水系ポン
プを停止し、使用済燃料プールの冷却を停止。同日午前9時13分、6号機残留熱
除去系(A)ポンプを停止し、原子炉の冷却を停止。その後、点検が終了したた
め、同日午後3時55分、残留熱除去系(A)ポンプを再起動し、原子炉の冷却を
再開。同日午後4時1分に補機冷却海水系ポンプを再起動し、使用済燃料プール
の冷却を再開。本停止に伴い、原子炉水温は24.0℃から32.1℃へ一時的に上昇。
使用済燃料プールの水温は、25.0℃から26.5℃へ一時的に上昇。
※10月21日午前10時、6号機タービン建屋から仮設タンクへ移送した溜まり水につ
いて、仮設タンクからメガフロートへの移送を開始。同日午後4時、移送を停止。
・福島第二原子力発電所 1〜4号機 地震により停止中
※発電所敷地境界に設置されているモニタリングポスト(計7基)のうち、No.6
について、予防保全を目的として、10月11日から10月21までの予定で取替工事を
開始。工事期間中は、当該モニタリングポストによる大気中の放射線量の測定が
一時的にできなくなるが、他の6基のモニタリングポストで測定・確認を実施。
10月21日午後7時、取替工事終了。なお、取替工事作業の間、当該モニタリング
ポストの測定が一時的に欠測しましたが、他のモニタリングポストの値に有意な
変化はないことを確認しております。
・柏崎刈羽原子力発電所 5、6号機は通常運転中
(1〜4、7号機は定期検査中)
【火力発電所】
・電気の供給については、すべて復旧済み
(ただし、設備損傷箇所については、適時対応中)
【水力発電所】
・電気の供給については、すべて復旧済み
(ただし、設備損傷箇所については、適時対応中)
【流通設備等への影響】
・電気の供給については、すべて復旧済み
(ただし、設備損傷箇所については、適時対応中)
【電力需給への影響】
今夏は、お客さまによる節電へのご理解とご協力により、電力需給の安定を確保
することができました。改めて心から感謝申し上げます。
当社といたしましては、今後も電力需給の安定を確保するために供給力の確保に
全力を尽くしてまいる所存ですが、お客さまにおかれましては、引き続き、無理の
ない範囲での節電をお願いいたします。
以 上
添付資料
・過去の実績(平成23年8月1日以降)(PDF 226KB)
参考資料(最終更新日時:平成23年8月19日午前9時)
・過去の実績(平成23年3月11日〜7月31日)(PDF 337KB)
※上記資料の最新版は、【「東北地方太平洋沖地震による影響などについて」実績
ファイル】ページをご覧ください。











