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私が、お応えします。
福島第一廃炉推進カンパニー
福島第一原子力発電所 機械設備部 機械第三グループ
1・4号燃料管理チームリーダー(取材当時)
松本 信吾

廃炉の「今」と「これから」 4号機燃料取り出し

はじめに

Q.4号機から燃料を取り出した目的は?

A.破損した建屋(※注1)から安定した場所に燃料を移し、安全性を確保するためです。
また、燃料の取り出しは、廃炉を進めるうえで第一歩となる重要な作業です。 ※注1:建屋(たてや)とは?
発電のための設備や機器を収納している建物を幅広く「建屋」と呼んでいます。ここでの「建屋」とは、原子炉や使用済燃料プールのある4号機の原子炉建屋のことです。縦・横約46メートル、高さ約30メートルで、通常の建物の9?10階分にあたります。

Q.事故による4号機の状況は?

A.事故当時、4号機は定期検査中で発電していなかったため、燃料はすべて使用済燃料プール(※注2)に保管されていました。
しかし、3号機から水素が流れ込み、水素爆発が発生したことにより、建屋が破損しました。
このため、建屋にはガレキが山のように積み重なり、燃料が保管されていた使用済燃料プールにもたくさんのガレキが落下しました。 ※注2:使用済燃料プールとは?
原子炉で燃やした使用済燃料を保管するための水槽(プール)です。
原子炉建屋の最上階にあり、縦12メートル、横10メートル、深さ12メートルです。使用済燃料からは強い放射線が出るので、遮へい能力のある水の中で保管し、冷却します。なお、使用前の新燃料からは放射線がほとんど出ないので、人の手で取り扱うことができます。

2017年3月現在



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