目的

EVのバッテリー容量増大に伴い、急速充電器の大容量化が望まれるとともに、EVの普及に伴う急速充電器の充電口不足による充電待ち(いわゆる充電渋滞)が懸念されています。そこで、大容量かつ複数の充電口を有する急速充電器の開発と普及が期待されています。

概要と成果

従来は一体であった充電器の電源部と操作部を分離し、電源部を大容量かつ適切な制御が可能なユニット化することで複数の充電口を取り出し、複数台のEVに同時に効率良く充電することが可能となりました。また、実際にEVユーザーが触れる操作部については、人間工学に基づくデザインを採用し、安全性とユーザビリティ(視認性・操作性)を両立させた構成が評価され、2020年度グッドデザイン賞を受賞しました。なお、この急速充電器の開発には、ニチコン(株)様及び(株)e-Mobility Power様の協力を得ています。

成果の適用先・事例

高速道路のサービスエリア等、多数のEVが訪れて充電待ちが発生する可能性がある箇所への設置が期待されています。

担当部署

経営技術戦略研究所 リソースアグリゲーション推進室 プロジェクト推進グループ