新潟で働く私たちの思い
~お寄せいただいたさまざまな声を、今後に活かしていく。

2016/10/06

柏崎刈羽原子力発電所では、福島第一原子力発電所の事故の反省をふまえて、設備の強化・新設に加え、緊急時における対応力の強化に取り組んでいます。発電所に隣接している「サービスホール」のマネージャーに、仕事に対する思いを聞いてみました。

大切にしているのは、「説明される側だったら、わかるかな?」という目線

―福本さんが担当している業務を教えてください。

柏崎刈羽原子力発電所の隣にある広報施設「サービスホール」で、原子力発電の仕組みやエネルギー、発電所の安全対策などについてご案内しています。
サービスホールには、小さいお子さまからご年配の方まで幅広い年代のお客さまがお越しになりますが、「エネルギーや原子力発電のことは初めて」という方がほとんどです。
そのため、エネルギー教室や映像・模型・パネルなどさまざまな組み合わせでご案内できるように日ごろから準備し、私たちスタッフの説明で少しでも「わかった!」と思っていただけるように、お客さまの興味や関心を感じ取って、満足いただけるご説明を心がけています。

―これまでも、原子力発電所での仕事をされていたのですか。

原子力発電所で勤務するのは、今回が初めてです。
私は技術系入社で、変電所(発電所で作られた電気を、お家まで届ける途中で電圧を小さく変換するところ)の設備点検や工事監理の仕事をしていたこともありました。
その後、新規事業の人材派遣会社へ出向していた期間が長く、そこから現在の職場に着任したので、初めて聞く原子力の専門用語に苦労しましたが、逆に人材派遣の仕事で多くの方に仕事の紹介をしたりした経験を活かして、日ごろから「私が説明される側だったら、この伝え方でわかるかな?」という目線を大切にしています。

たくさんのお客さまとコミュニケーションをとって、いただいた声を活かす

―サービスホールでの業務のやりがいは?

サービスホールは、お客さまと直接コミュニケーションをとることができるとても貴重な場所です。
ご案内をしていると、ご質問はもちろん、厳しいご意見や応援のお言葉もいただきます。これら、お寄せいただいたさまざまな声を、今後のサービスホールや原子力発電所を一層良くしていくために活かしていくことに非常にやりがいを感じますし、私たちの重要な役割であると思っています。

―これからの目標を教えて下さい。

サービスホールにもっとたくさんの方に来ていただき、地域のみなさまとコミュニケーションをとっていくために、まずは足を運んでいただきたいと思っています。そのために、ゴールデンウィークや夏休みにサイエンスショーや特別工作教室など、お客さまに楽しんでもらえるイベントを開催しており、今後も充実させていきたいと考えています。
私たちとのコミュニケーションのみならず、ご家族やご友人と、「エネルギー」についてのコミュニケーションが始まるきっかけになる場所になれば、とても嬉しいです。

東京電力ホールディングス株式会社
福本 玲子

柏崎刈羽原子力発電所 広報部 サービスホールグループマネージャー。
1994年入社。愛媛県松山市出身。

肩書は取材当時のものです。(2016年6月撮影)

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