再生可能エネルギー

当社が目指す電力システム全体像

当社は、中立・公平な送配電ネットワーク事業者を目指し、再生可能エネルギーの導入拡大に最大限努めてまいります。

当社が目指す電力システム全体像

再生可能エネルギー導入拡大に向けた取り組み

再生可能エネルギー導入拡大に向けて、当社が行っている取り組みをご紹介いたします。

再生可能エネルギー導入拡大に向けた課題については、こちら。

<再生可能エネルギー発電設備を当社電力系統へ連系ご希望のお客さまへ>
ご契約の手続き等については、こちら。

【喫緊の課題に対する取り組み】

電源接続案件募集プロセス

発電設備等を電力系統に連系するにあたり、大規模な送電容量対策工事が必要となるなど、系統連系に必要な工事費負担金が高額となる場合があります。この場合、事業者さまの希望等により、近隣の電源接続案件の可能性を募り、複数の電気供給事業者により工事費負担金を共同負担して系統増強を行う手続きが可能です。
この手続きは「電源接続案件募集プロセス」といい、平成27年4月に発足した電力広域的運営機関により制定された系統アクセスルールです。

電源接続案件募集プロセスのご案内は、こちら。

電源接続案件募集プロセス

系統情報の公開

系統連系をご検討される事業者さま他、関係者の方々のご参考として頂くために、系統の空容量や再生可能エネルギー発電設備の接続状況等につきまして、適宜、情報発信してまいります。

当社における系統情報については、こちら。

電圧集中制御システムの開発

現行の配電線の電圧制御は、配電系統内に設置された電圧調整器(LRT、SVRなど)の機器直近(自端)の計測情報をもとに制御・運用しておりますが、今後は配電線路上の各点に設置されたセンサー内蔵自動開閉器にて得られる計測情報から配電線全体の系統電圧をリアルタイムに把握できるため、系統全体が最適な電圧分布となるように電圧調整器を直接的に制御(電圧集中制御システム)することが可能となります。
この電圧集中制御システムは、季節や気象などで発電出力が変動する太陽光発電などに対する電圧対策の1つであり、今後の再生可能エネルギーの導入拡大に向けた取り組みとなります。

電圧集中制御システムの開発

【今後の課題に対する取り組み】

電力系統出力変動対応技術研究開発事業(~2018年度)

太陽光・風力等の再生可能エネルギー(以下、再エネ)の大量導入下で電力の安定供給を維持するため、再エネの出力予測・出力制御ならびに既存電源および蓄電池、DR(デマンドレスポンス)等の組み合わせにより、再エネの大量導入が可能な系統システムの構築を目指してまいります。
その一環として、新島において太陽光・風力発電、蓄電池等の設備を設置し、実系統において実証試験を行いました。

電力系統出力変動対応技術研究開発事業についての関連ページは、こちら。

電力系統出力変動対応技術研究開発事業2030年時点のイメージマップ

次世代洋上直流送電システム開発事業

今後の大規模洋上風力の設置には、陸上の系統と連系するため、高い信頼性を備え、かつ低コストで実現できる送電システムが必要となることから、洋上風力の連系拡大・導入加速に向けた技術基盤獲得を目標とした開発事業に取り組んでおります。

プレスリリース:「次世代洋上直流送電システム開発事業」への参画について

次世代洋上直流送電システム開発事業検討イメージ

北海道地域内,東北地域内における風力発電導入拡大に向けた取り組み

地域間連系線を活用し、東京電力の調整力を利用することにより、東日本地域の風力発電導入拡大に向けた実証試験に取り組んでまいります。

プレスリリース:北海道地域内、東北地域内における風力発電導入拡大の実証試験について

プレスリリース:北海道地域内、東北地域内における風力発電導入拡大に向けた実証試験の実施および風力発電事業者の募集について

プレスリリース:風力発電の導入拡大に向けた実証試験の開始について

北海道地域内,東北地域内における風力発電導入拡大に向けた取り組み

再生可能エネルギー導入拡大に向けた課題

【喫緊の課題】

送電容量不足問題

再生可能エネルギーからの潮流増大により、一部の送電線の容量が不足しており、容量不足解消のためには送電線増強工事が必要となっております。
当社は、電源接続案件募集プロセスの実施を通じ、送電線増強工事実施に向け取り組んでおります。

送電容量不足問題

電圧上昇問題

太陽光発電の導入拡大に伴い、電力系統に電気が逆潮流した場合、電圧が上昇し、適正電圧範囲(95V~107V)を逸脱する恐れがあります。
当社は、柱上変圧器の分割配置や自動電圧調整器(SVR)の設置を進めることで、電圧上昇を抑えるための取り組みを行っております。

電圧上昇問題

【今後の課題】

周波数調整力不足問題

電気は貯蔵することが出来ないため、発電量と消費量を常に一致させる必要があります。再生可能エネルギーは、出力数が気象条件によって大きく変動するため、電力の重要な品質の1つである周波数を調整する必要があり、再生可能エネルギーのさらなる導入がすすんだ場合には、出力の抑制・制御、蓄電池の活用等の対策を講じる必要があります。
当社は、周波数調整に必要な調整力の確保や、再生可能エネルギー・蓄電池等の最適制御に向けた実証試験に取り組んでおります。

周波数調整力不足問題

需給バランス・余剰電力問題

太陽光・風力発電が大量導入された場合、電力需要の少ない時期に、ベース供給力に太陽光・風力の出力を加えた供給力が需要を上回り、電力の余剰が発生する可能性があります。これを解消するためには、余剰電力を揚水で吸収したり、太陽光・風力発電の出力を抑制することで、需給バランスを維持する必要があります。
当社は、再生可能エネルギーの抑制システムの開発や予測精度向上を、国家プロジェクト等のスキームを通じて推進しております。

需給バランス・余剰電力問題

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