<就任ご挨拶>


このたび、東通原子力建設所長に就任いたしました西 宏八郎(にし こうはちろう)です。


私は、福島第一原子力発電所事故以降、本社や柏崎刈羽原子力発電所において、事故を踏まえた新しい規制基準に基づく設備の設計・現場での改造工事・過酷事故を想定した訓練等に携わり、福島第一原子力発電所事故の反省と教訓を活かすべく、日々安全性を高める取り組みに従事してまいりました。

ここ東通におきましては、1965年(昭和40年)に村議会において誘致決議を頂き、それから開発がスタートしました。東日本大震災前の計画では、2017年3月に1号機が運転を開始する予定でしたが、震災以降、建設工事を中断し今に至っております。

現在、建設工事の再開に向けて新しい規制基準を踏まえた設計検討などを進めているところであり、その中で、福島第一原子力発電所事故の教訓、新規制基準への適合、最新の知見などをあらかじめ織り込んだ原子力発電所とすべく、日々設計検討などを重ねております。


東通原子力発電所は、当社にとりまして、重要かつ必要不可欠な電源です。 今後も安全最優先で作業に取り組み、一日も早く建設工事再開の見通しをお示しできるように努めてまいります。 引き続き、皆さまのご理解とご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。


東通原子力建設所長 西宏八郎

2025年7月1日
東通原子力建設所長
西 宏八郎