新潟で働く私たちの思い
~地域の皆さまの思いに向き合っていく
2017/10/20
柏崎刈羽原子力発電所では、福島第一原子力発電所の事故の反省をふまえて、設備の強化・新設に取り組んでいます。今回は、発電所の安全対策の取り組みなどをお伝えする業務に携わっている社員に、仕事に対する思いを聞いてみました。
皆さまの思いを感じ取り共有していく
平成27年4月1日、当社は新潟県にお住まいの皆さまとのコミュニケーションをより深めていきたいとの思いから「新潟本社」を設立しました。私は、設立と同時にこの地に赴任し、自治体や各種団体をはじめとする中越地域の皆さまを定期的にご訪問することや、発電所見学のご案内を通じて、柏崎刈羽原子力発電所の安全対策の取り組みなどをお伝えする業務に携わっています。
皆さまとお会いする中で「昔から体質が変わっていない、信用できない」といった厳しいご意見をいただくことがあります。テレビや新聞などの報道を見て、当社の取り組みに対するご不安をお持ちの方は少なくないと感じています。今の私たちに求められていることは、一方的なご説明ではなく、皆さまの不安を感じ取って、正しくわかりやすくご説明すること、そして、疑問に的確にお答えすることだと思います。そのために、原子力発電にかかわる様々な知識を学ぶことはもちろん、どのような言葉を使えばわかりやすいかを同僚と話し合ったり、家族や友人に説明してみて、その感想を参考にしたりしています。
こうした活動を通じて、皆さまから直接いただいたご意見や顔を合わせて感じ取った思いは現場だけにとどめず、社内で広く共有することが、当社の体質改善や地元本位の取り組みの推進に繋がると信じています。
ひとりでも多くの皆さまと対話する機会を求めて
私たちは、県内各地でコミュニケーションブースを開設しています。最初の頃は、パネルで発電所の安全対策などをご紹介するだけでしたが、お越しいただいた方々のご意見を参考に、模型を使ったご説明や、お子さま向けの工作教室の開催など、幅広い年齢層の方々に足を運んでいただけるよう改善を重ねています。こうした取り組みを通じて、一人でも多くの皆さまに原子力発電について関心を持っていただき、率直なご意見やご感想をお聞かせいただきながら対話を重ね、「わからないこと」に対する漠然としたご不安を少しでも取り除くことに繋げていきたいと考えています。
新潟本社が設立されて2年半。私たちの取り組みは、始まったばかりです。
これからも皆さまからご意見をいただきながら、地域に寄り添った活動を進めていきます。
東京電力ホールディングス株式会社
石井 奈々枝(いしい ななえ)
新潟本部 地域コミュニケーション部 中越地域グループ
平成6年入社。
※肩書は取材当時のものです。(2017年8月撮影)
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東京電力コミュニケーションブース
柏崎刈羽原子力発電所の安全を高めるさまざまな取り組みなどについてご説明します。
皆さまが普段から気になっているちょっとした疑問にも分かりやすくお答えします。お気軽にお越しください。 -
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【動画】安全性向上にむけた あくなき追求~柏崎刈羽原子力発電所の取組み~
柏崎刈羽原子力発電所では、福島第一原子力発電所の事故の責任を深く胸にきざみ、「二度と起こしてはならない」という強い決意のもと、安全性向上に向けた取組みを進めております。