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家を新築・増改築する際には、将来の電気製品の購入も考え、ゆとりある屋内配線にしておきましょう。工事が始まってからの設計変更は、手間も費用も余分にかかります。
電気のことは設計者にまかせっきり、というケースが少なくありませんが、お客さまご自身が基本プランを考え、設計者にご相談されることをおすすめします。
新築・増改築の際に電気設備を設置するときのポイントは以下の通りです。 |



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屋内配線工事は電気工事士の資格を持った人しかできませんので、電気工事店に依頼してください。お知り合いの電気工事店がないお客さまには、東京電力が屋内配線の工事を専門としている住宅電気工事センターなどをご紹介します。住宅電気工事センターは、東京電力および(財)関東電気保安協会、(社)全関東電気工事協会で共同運営しています。 |
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工事が終わったら、電気工事店から屋内配線図をもらって保存しておくことをおすすめします。将来、増築や修理をするときにとても役立ちます。 |
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単相3線式は、100ボルト・200ボルト、両方の電気が使える便利な配線です。エアコンや食器洗い機、IHクッキングヒーターなど200ボルト器具を買ったときも、簡単に取り付けることができます。また、回路をたくさんつくることができ、契約アンペアを大きくする際にも便利です。 |
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新築の場合なら、単相2線式(100ボルトの電気だけを流す配線)にするのとほとんど変わりません。増改築時に単相2線式から変更する場合は、引込線取付点から分電盤までの引込口配線や屋内配線の張替工事が必要となるため、材料費・工事費がかかります。配線の長さや工事の程度により、費用も異なりますので、まず電気工事店に相談して、どれくらいの費用になるのか見積りを出してもらうことをおすすめします。 |
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1つの回路で同時に使える電気は20アンペアが目安です。 照明用やコンセント用とは別に、エアコン・電子レンジなど容量の大きい電気製品は専用回路にするなど、部屋数や家族人数、ご使用になる電気製品に応じて余裕をもたせて回路数を決めましょう。予備として、2~3回路用意しておくと安心です。 |
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住宅面積(m2) |
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照明回路 |
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合計 |
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50(15坪)以下 |
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2
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2
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1 |
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5 |
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70(20坪)以下 |
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2 |
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3 |
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2 |
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7 |
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100(30坪)以下 |
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2 |
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4 |
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2 |
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8 |
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130(40坪)以下 |
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2 |
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5 |
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3 |
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10 |
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170(50坪)以下 |
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2 |
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7 |
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4
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13 |
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コンセントの数は、2畳あたり1か所(2口以上)が目安です。
例えば、6畳なら3か所のコンセントを部屋の対角線上に分散させて取り付けると、掃除機を使うときなど便利です。また、タコ足配線も防げます。
将来、器具が増えても困ることがないよう、コンセントは多めにつけておきたいものです。家ができてからでは費用もかかるため、新・増改築時がおすすめです。コンセントの取り付けは、電気工事店にご相談してください。 |
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使用場所
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100V
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200V
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キッチン |
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6 |
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1 |
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ダイニング |
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4 |
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1 |
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リビング
または寝室 |
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7.5~10m2(4.5~6畳) |
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3 |
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1 |
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10~13m2(6~8畳) |
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4 |
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13~17m2(8~10畳) |
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5 |
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17~20m2(10~13畳) |
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6 |
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トイレ |
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2 |
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- |
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玄関 |
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1 |
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- |
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洗面所・更衣室 |
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2 |
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1 |
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廊下 |
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1 |
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- |
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※ |
エアコン用、換気扇(トイレ除く)、庭園灯用、浄化槽用、給湯器用のコンセントは、この表とは別に考慮してください。 |
※ |
200V用コンセントは、接地極付コンセントを設置することをおすすめします。 |
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