エアコン
使い方のポイント
設定温度は、適温に
暖房や冷房の上手な使い方は「~すぎないこと」。「暖めすぎ」「冷やしすぎ」に気をつけて、設定温度は控えめに。1日1時間、使用時間を減らすだけでも大きな省エネ効果があります。
カーテンやブラインドなどで熱の出入りをカット
カーテンやブラインドなどを閉めることで、外気の熱さ・寒さを遮断し、効率よく冷暖房することができます。
風向きの調整を上手に
冷房中は水平に、暖房中は下向きになるように風向きを調節しましょう。また、扇風機を併用して、床にたまりがちな冷気、天井にたまりがちな暖気を循環させると効果的です。
室外機まわりはすっきりと
室外機のまわりの空気の流れを妨げると、エアコンの効率が悪くなります。植木や物などで通風を妨げないよう、すっきりキレイにしておくことが大切です。
フィルターの掃除はこまめに
フィルターにホコリなどがつまると、冷暖房能力が低下し、効率が落ちてしまいます。2週間に1度はぜひお掃除を。また、「フィルター自動清掃機能」を搭載のエアコンはフィルターの掃除を自動で行いますが、ホコリや油汚れが多いリビングやダイニングルームに設置している場合、取り外して水洗いなどをすることをおすすめします。
※フィルターのお手入れ方法の詳細は、取扱説明書を確認してください。
長時間使わない時はプラグを抜いて
エアコンは使っていなくても、微量の電気を消費しています。長期間使わない時はエアコンのプラグをコンセントから抜いておくようにしましょう。
タイマーを活用
おやすみ時やおでかけの時、タイマーを活用して、必要な時間だけ運転しましょう。また就寝中の体調維持のために過度な冷暖房は避けましょう。
Q&A
A1エアコンの設定温度を上げて扇風機を併用することで、省エネになります!
冷房能力2.2kWエアコン(設定温度26℃~28℃)と扇風機を併用する場合と、エアコン(設定温度26℃)のみを使用する場合の消費電力を比較してみました。
「エアコンのみ」と「扇風機併用」の消費電力比較<エアコン(設定温度26℃)のみ使用時の消費電力を100とした場合>
エアコンの設定温度を26℃から1℃あげて扇風機を使うと、9%の省エネになりました!
※扇風機の消費電力量を加味しています。
※エアコンの運転時間は7:00~23:00です。
東京電力エナジーパートナー調べ
A2室外機のまわりが囲まれるなど、空気の流れが妨げられると、 効率が低下します。置き方を工夫することをおすすめします。
冷房能力2.2kWエアコンの室外機のまわりに「囲いなし」と「囲いあり」の状態をつくり、冷房運転・暖房運転の 効率の違いを調べてみました。
室外機の囲いあり・なしの冷暖房効率比較
冷房能力2.2kWエアコンの室外機のまわりを囲い、空気の流れを妨げると、 冷暖房効率が20%程度下がりました。
※エアコンの運転時間は7:00~23:00です。
東京電力エナジーパートナー調べ
A3冬季は、夏季に比べ外気温と設定温度の差が大きくなるため、エアコンの使用時間が同じでも消費電力量が大きくなります。 カーテンで窓から冷気が入るのを防ぐなど、上手にお使いください。
夏季と冬季における外気温と設定温度の関係の一例を調べてみました。
※1夏季外気温:気象庁ホームページより東京2015年8月の日最高気温
※2冬季外気温:気象庁ホームページより東京2015年1月の日最低気温