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家電王中村 剛監修

省エネにつながる!

照明の機器選び

LED電球は白熱電球や蛍光灯に比べて省エネ性能が高く、交換するだけで大きなコストダウンになります。また、調光や調色もできるため、シーンに合わせて使い分ける楽しみも。自分好みの光をとり入れて、空間の雰囲気を素敵に演出してみましょう。

着目点
1

省エネを意識するなら
やはりLED電球を選ぼう

白熱電球をLED電球に交換すると長持ち&電気料金がおトクに!

白熱電球や蛍光灯を使っている場合は、LEDに交換することが最大の省エネになります。例えば、LEDシーリングライトは蛍光灯シーリングライトに比べて消費電力量にして50%減。年間電気料金も約2108円おトクに(※1)。また、寿命も蛍光ランプは6000時間が交換の目安なのに対し、LEDランプは4万時間と、大きな差があります。

シーリングライトのように照明器具そのものを替えるタイプのほか、現在お使いの照明器具はそのままで、白熱電球や電球型蛍光ランプだけを電球型LEDランプ(以下、LED電球)に付け替えることも可能です。その際にチェックしたいのがLED電球の「配光角」、つまり、光の広がり方。LED電球は商品によって光の広がる角度が異なります。

例えば約260°の配光角の電球は空間全体を照らすことができ、リビングなどにオススメ。廊下、トイレ、洗面所など手元や足元に明かりが必要な場合は下方向を照らす約140°の配光角が適しています。このように、使う場所や照明器具に合った電球を選ぶことが大事です。

約260°照らす範囲 空間全体 オススメの場所 リビングなど 約180°照らす範囲 広範囲 オススメの場所 ダイニング 玄関など 約140°照らす範囲 下方向 オススメの場所 廊下 トイレ 洗面所など

着目点
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光の色にこだわって
部屋の雰囲気を演出

使う場所やシーンに合わせて、電球や照明器具を選ぶことも大切です。LED電球には様々な光の色(光色)があるため、適当に選んでしまうと部屋の雰囲気にマッチしない可能性も。また、取り替えていない場所の電球と色が合わずに、ちぐはぐで落ち着かない空間になってしまうかもしれません。

LED電球の主な光色 電球色 オススメの使用場所 ダイニング、寝室など 温白色 オススメの使用場所 リビング、ダイニングなど 昼白色 オススメの使用場所 キッチン、洗面台など 昼光色 オススメの使用場所 書斎、子供部屋など

また、照明器具もバリエーションが多く、部屋全体を明るくする「ペンダントライト」や真下を照らす「ダウンライト」、部分的に光を当てる「スポットライト」、足元を照らす「フロアライト」など、特徴が異なります。こちらも目的に合わせて選びましょう。

さらに、買い替えの際には「照明器具と電球が適合しているか」をチェックすることも重要です。一般的なLED電球は熱に弱く、玄関の屋外照明器具や浴室の密閉型器具、廊下のダウンライトといった熱がこもりやすい器具に取り付けるには不向きです。せっかくLEDに換えたのに寿命を縮めてしまいますし、器具の故障にもつながりかねません。どの器具に適合するかはLED電球のパッケージに記載されていますので、確認しましょう。

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3

省エネラベルで
性能を比較しよう

統一省エネラベルの図 ラベルでCHECK!

製品ごとの省エネ性能は「統一省エネラベル」でチェックすることができます。経済産業省が省エネ法(エネルギーの使用の合理化等に関する法律)に基づき家電などの省エネ基準を定めたもので、ラベルにはこの基準を達成しているかどうか、年間の消費電力量、目安の電気料金なども記載されています。2022年7月1日以降は対象枠が拡大し、LED照明も含まれることになりました(※住居の屋内に固定して使用するLED照明器具が対象)。

製品の省エネ性能は5段階の星マークで表示されているため、その製品の相対的な評価がわかります。この評価が高い製品を選ぶだけで省エネにつながりますので、ひとつの参考にしてみてはいかがでしょうか?

(参考資料)
  • ※1 経済産業省 資源エネルギー庁「省エネ性能カタログ2021年版」

家電別の機器選びの
ポイントをチェックする

家電王
中村 剛 なかむら つよし

2002年に「TVチャンピオン」のスーパー家電通選手権で優勝。現在は家電王として動画「くらしのラボ」をFacebookとYouTubeで毎週配信中!