2021年03月20日

2021年3月20日
東京電力ホールディングス株式会社

 本日(3月20日)午後6時10分頃に発生した地震について、その後の状況をお知らせいたします。

 午後8時09分、連絡弁の開運用を行っているタンクエリア(D,H8A,G1,G4南)において、漏えいがないことを確認しました。

 午後8時42分、潮位計データに有意な変動がないことを確認しました。

 午後9時00分現在において、プラントパラメータに有意な変動がないことを確認しました。

 なお、1、3号機原子炉格納容器内水位については、以下の通り大きな変化は確認されておりません。
 1号機:現状の水位は、温度計T2(T.P.+5,964mm)と水位計L2(T.P.+5,664mm)の設置位置の間にある。(原子炉格納容器底部はT.P.+4,744mm)
 ※地震発生時に1号機原子炉格納容器水位計L2の接点が離れる事象を確認しましたが、すぐに復帰していることを確認しています。
 3号機:現状の水位は、水位計L3(T.P.+10,064mm)と水位計L2(T.P.+9,264mm)の設置位置の間にある。(原子炉格納容器底部はT.P.+4,044mmである)
 ※原子炉格納容器内水位(圧力抑制室圧力の水頭圧換算による計算値)はT.P.+9,553mmであり、午後4時00分のデータ(T.P.+9,542mm)比べて、大きな変化はなし。

 午後9時00分現在において、モニタリングポスト指示値、発電所敷地境界・構内ダストモニタ指示値、構内線量表示器指示値、構内排水路モニタ、海水放射線モニタ指示値に有意な変動がないことを確認しました。

 構内B排水路の上流に設置されている調査用モニタの一部に若干の上昇傾向がみられたため、今後調査を行います。なお、調査用モニタは、排水路の上昇原因を調査するために設置したモニタであり、下流にある構内BC排水路モニタの指示値に有意な変動がないことを確認しました。

以 上