2021年08月10日

2021年8月10日
東京電力ホールディングス株式会社

 本日(8月10日)午後4時現在の福島第一原子力発電所における台風10号の影響についてお知らせいたします。

 一時保管エリアに保管しているノッチタンクについては、これまでにドローンを用いて、天板ハッチ部蓋が開いていないことを確認する調査(7月8日)、および天板のずれがないことを確認する調査(7月15日)を実施して問題がないことを確認しており、今後、ノッチタンク全数にシート養生を実施することを予定していました。 <2021年7月19日公表済み>

 台風10号通過後の影響有無を確認するため、一時保管エリアにおいて昨日(8月9日)午後2時40分より順次パトロールを開始し、本日(8月10日)午後0時30分に終了しました。

 昨日実施したパトロールでは、一時保管エリアPに保管しているノッチタンクのうち、先日、天板等のずれがあったノッチタンク2基について目視確認を行い、シート養生の状態に問題がないことを確認しました。

 本日、一時保管エリアのコンテナ及びノッチタンクの上部の状態を確認することを目的に、ドローンによる確認を実施した結果、台風による影響ではないと考えられるものの、一時保管エリアW1に保管しているノッチタンク2基の天板に穴(最大約20cm×40cm、計4箇所)があることを確認しました。

 その後、当該ノッチタンクについて、現場にて目視確認した結果、穴から内部を確認できる範囲においては、金属物が見えるものの水面は確認されておらず、水の溢れや内容物の飛散の形跡がないことを確認しました。また、本日実施した当該ノッチタンク上部およびタンク周辺の空間線量当量率の測定においても有意に高い箇所がないことを確認しています。

 なお、一時保管エリアW1内に降った雨水は、東側法面又は南側汐見坂を経由して物揚場排水路に入りますが、物揚場排水路のPSFモニタ値に有意な上昇は確認されておりません。

 当該ノッチタンクについては、本日、シート養生を実施しております。

 明日以降、天候条件も含め準備が整い次第、一時保管エリア内にある他のノッチタンクについて、改めてこれまでよりも低い高さからドローンを用いて上部の状態について確認するとともに、それらのノッチタンクについては、順次シート養生を実施していき、今月中を目途に完了する予定です。

以 上

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