2018年9月13日
東京電力ホールディングス株式会社
福島第一廃炉推進カンパニー

福島第一原子力発電所の状況について、以下のとおりお知らせいたします。

下線部が新規事項)

【主な作業実績と至近の作業予定等】
・9月12日午前10時28分から、タンク堰内に溜まった雨水の移送を開始したところ、午前10時38分頃、移送ホースから水が漏えいしていることを協力企業作業員が発見。漏えい範囲は、1m×2m×1cm。拡大防止処置として雨水回収装置による移送を停止。移送は耐圧ホースで実施しており、5~6cm程度の割れを確認。割れ箇所についてはテープによる養生を実施し、午前11時18分に漏えいの停止を確認。漏えいした水は、C西タンクエリア堰内の雨水で、分析結果は以下のとおり。
 ・セシウム-134  :検出限界値未満(検出限界値:2.7Bq/L)
 ・セシウム-137  :24Bq/L
 ・全ベータ    :44Bq/L
 ・トリチウム   :検出限界値未満(検出限界値:86Bq/L)
漏えいした水の量は、最大500Lと推定、側溝等への流れ込みはなく、排水路側溝放射線モニタにも変動はなし。

【継続実施中の主な作業】
<1~3号機使用済燃料プールからの燃料取り出し>
・2017年1月17日、3号機の燃料取り出し用カバー等の設置作業を開始し、8組からなるドーム屋根の吊り上げ作業を7月31日から2018年2月21日にかけて実施。
・2号機の燃料取り出しに向け、原子炉建屋オペレーティングフロア内の線量・ダスト濃度測定等の調査のため、2018年8月23日から、同エリア内の残置物移動・片付作業を開始。

<処理水貯留タンク>
・2015年5月27日、フランジボルト締めタイプの貯留タンクの解体開始。

【サブドレン他水処理施設の状況】
サブドレン他水処理施設の状況

【地下水バイパスの状況】
地下水バイパスの状況

【構内および海洋のサンプリング調査の状況】
・海水(港湾内、港湾外近傍、1~4号機取水口内)、地下水(1~4号機護岸、H4・H6タンクエリア周辺、地下貯水槽周辺、地下水バイパス)、排水路等の水質調査を実施した結果、至近の分析値と比較して有意な変動はなし。

※サンプリング結果の詳細については当社ホームページをご参照ください。
<福島第一原子力発電所周辺の放射性物質の分析結果>
http://www.tepco.co.jp/decommission/data/analysis/
<福島第一原子力発電所における日々の放射性物質の分析結果>
http://www.tepco.co.jp/decommission/data/daily_analysis/

【原子炉および使用済燃料プールの冷却状況】
<原子炉>
・1~3号機原子炉への注水を継続中(各号機ともに冷温停止状態を継続中)。
<使用済燃料プール>
・1,2,3,5,6号機使用済燃料プールを冷却中(4号機は燃料取り出し済み)。

【1~6号機の状況】
 ※プラント関連パラメータ等の詳細については当社ホームページをご参照ください。
<水位・圧力・温度など>
http://www.tepco.co.jp/decommission/data/plant_data/

以 上

添付資料

参考資料(最終更新日時:2017年12月31日)

参考資料(最終更新日時:2016年12月31日午後3時)

参考資料(最終更新日時:2015年12月31日午後3時)

参考資料(最終更新日時:平成26年12月31日午後4時)

参考資料(最終更新日時:平成25年12月31日午後3時)

参考資料(最終更新日時:平成25年10月22日午後3時)

参考資料(最終更新日時:平成24年4月7日午後3時)

※上記資料の最新版は、【「東北地方太平洋沖地震による影響などについて」実績ファイル】ページをご覧ください。