福島第一原子力発電所の状況について(日報)
2019年3月18日
東京電力ホールディングス株式会社
福島第一廃炉推進カンパニー
福島第一原子力発電所の状況について、以下のとおりお知らせいたします。
(下線部が新規事項)
【主な作業実績と至近の作業予定等】
・3号機原子炉格納容器ガス管理設備については、当該設備の放熱器の保全計画に基づく交換のため、3月18日午前10時5分から特定原子力施設に係る実施計画「III 特定原子力施設の保安」第1編第32条第1項(保全作業を実施する場合)を適用し作業を開始。
・メガフロート津波等リスク低減対策工事に伴い、3月19日起重機船が港湾外に出港する際、1~4号機取水路開渠前に設置したシルトフェンスを開閉予定。
【継続実施中の主な作業】
<1~3号機使用済燃料プールからの燃料取り出し>
・2017年1月17日、3号機の燃料取り出し用カバー等の設置作業を開始し、8組からなるドーム屋根の吊り上げ作業を7月31日から2018年2月21日にかけて実施。その後、燃料取り出しへ向けた準備を進める中で、燃料取扱設備において複数の不具合が発生していることから、安全点検を実施し、2019年2月14日から、操作訓練を実施中。
・2号機の燃料取り出しに向け、原子炉建屋オペレーティングフロア内の残置物片付後の線量・ダスト濃度等の測定を、2018年11月14日から2019年2月1日にかけて実施。
<処理水貯留タンク>
・2015年5月27日、フランジボルト締めタイプの貯留タンクの解体開始。
【サブドレン他水処理施設の状況】
【構内および海洋のサンプリング調査の状況】
・海水(港湾内、港湾外近傍、1~4号機取水口内)、地下水(1~4号機護岸、H4・H6タンクエリア周辺、地下貯水槽周辺、地下水バイパス)、排水路等の水質調査を実施した結果、至近の分析値と比較して有意な変動はなし。
※サンプリング結果の詳細については当社ホームページをご参照ください。
<福島第一原子力発電所周辺の放射性物質の分析結果>
http://www.tepco.co.jp/decommission/data/analysis/
<福島第一原子力発電所における日々の放射性物質の分析結果>
http://www.tepco.co.jp/decommission/data/daily_analysis/
【原子炉および使用済燃料プールの冷却状況】
<原子炉>
・1~3号機原子炉への注水を継続中(各号機ともに冷温停止状態を継続中)。
<使用済燃料プール>
・1,2,3,5,6号機使用済燃料プールを冷却中(4号機は燃料取り出し済み)。
・6号機使用済燃料プール(以下、「SFP」という。)冷却浄化系については、使用済燃料プール冷却浄化系(以下、「FPC系」という。)にて冷却しているが、FPC系を冷却している補助海水系の機器点検作業に伴い、SFP冷却をFPC系から残留熱除去系(以下「RHR系」という。)による冷却へ切り替えを行い、補助海水系の機器点検後は、SFP冷却をRHR系よりFPC系による冷却に戻す。
SFP冷却停止実績および停止予定は以下のとおり。
(実績)
3月8日午前11時から午前11時59分にFPC系からRHR系非常時熱負荷モードに切り替え。
3月8日切り替え後のSFP水温度は、16.8℃。
(予定)
3月19日午前9時から午後4時(約7時間停止)
・RHR系非常時熱負荷モードからFPC系に切り替え
・冷却停止中のSFP水温度上昇は約1.4℃と評価(温度上昇率:約0.194℃/h)
【1~6号機の状況】
※プラント関連パラメータ等の詳細については当社ホームページをご参照ください。
<水位・圧力・温度など>
http://www.tepco.co.jp/decommission/data/plant_data/
以 上
添付資料
参考資料(最終更新日時:2018年12月31日)
参考資料(最終更新日時:2017年12月31日)
参考資料(最終更新日時:2016年12月31日午後3時)
参考資料(最終更新日時:2015年12月31日午後3時)
参考資料(最終更新日時:平成26年12月31日午後4時)
参考資料(最終更新日時:平成25年12月31日午後3時)
参考資料(最終更新日時:平成25年10月22日午後3時)
参考資料(最終更新日時:平成24年4月7日午後3時)
※上記資料の最新版は、【「東北地方太平洋沖地震による影響などについて」実績ファイル】ページをご覧ください。