福島第一原子力発電所の状況について(日報)
2019年6月15日
東京電力ホールディングス株式会社
福島第一廃炉推進カンパニー
福島第一原子力発電所の状況について、以下のとおりお知らせいたします。
(下線部が新規事項)
【主な作業実績と至近の作業予定等】
・1号機は、原子炉圧力容器および原子炉格納容器内の不活性化のため、原子炉圧力容器ヘッドスプレイライン(以下、「RVHライン」という)およびジェットポンプ計装ラックライン(以下、「JPライン」という)より窒素封入を実施しているが、窒素封入ラインの信頼性向上を目的として新規に設置したRVHラインを用いた窒素封入設備の通気試験を、6月6日から7月11日にかけて実施。通気試験に伴い1号機の窒素封入量を以下のとおり変更。
[1号機窒素封入量変更(実績)]
(6月6日午後2時19分)
RVHライン 15 Nm3/h→ 0 Nm3/h
JPライン 16 Nm3/h→30 Nm3/h
(6月11日午後11時8分)試験開始
新設RVHライン 0 Nm3/h→10~15 Nm3/h
JPライン 30 Nm3/h→20~18 Nm3/h
(6月12日午前1時8分) 試験終了
新設RVHライン 10~15 Nm3/h→ 0 Nm3/h
JPライン 20~18 Nm3/h→30 Nm3/h
(6月12日午後11時18分)試験開始
新設RVHライン 0 Nm3/h→10~15 Nm3/h
JPライン 30 Nm3/h→18~20 Nm3/h
(6月13日午前2時18分) 試験終了
新設RVHライン 10~15 Nm3/h→ 0 Nm3/h
JPライン 18~20 Nm3/h→30 Nm3/h
【継続実施中の主な作業】
<1~3号機使用済燃料プールからの燃料取り出し>
・2019年4月15日から3号機使用済燃料プール内に保管している燃料取り出し作業を2020年度中の完了に向けて実施中。4月25日、最初の7体の新燃料を共用プールへ移送完了。
・2号機の燃料取り出しに向け、2019年4月8日から原子炉建屋オペレーティングフロア内の2回目となる残置物の片付作業を実施中。
【サブドレン他水処理施設の状況】
【構内および海洋のサンプリング調査の状況】
・海水(港湾内、港湾外近傍、1~4号機取水口内)、地下水(1~4号機護岸、H4・H6タンクエリア周辺、地下貯水槽周辺、地下水バイパス)、排水路等の水質調査を実施した結果、至近の分析値と比較して有意な変動はなし。
※サンプリング結果の詳細については当社ホームページをご参照ください。
<福島第一原子力発電所周辺の放射性物質の分析結果>
http://www.tepco.co.jp/decommission/data/analysis/
<福島第一原子力発電所における日々の放射性物質の分析結果>
http://www.tepco.co.jp/decommission/data/daily_analysis/
【原子炉および使用済燃料プールの冷却状況】
<原子炉>
・1~3号機原子炉への注水を継続中(各号機ともに冷温停止状態を継続中)。
<使用済燃料プール>
・1,2,3,5,6号機使用済燃料プールを冷却中(4号機は燃料取り出し済み)。
・3号機使用済燃料プール(以下、「SFP」という。)循環冷却系については、定期点検として空気圧縮機の取替を実施するため、6月11日午前9時51分から当該設備の運転を停止。予定作業が終了したことから6月14日午後5時8分から当該設備の運転を再開。
冷却停止時のSFP水温度は、23.3℃。起動後のSFP水温度は27.5℃。
【1~6号機の状況】
※プラント関連パラメータ等の詳細については当社ホームページをご参照ください。
<水位・圧力・温度など>
http://www.tepco.co.jp/decommission/data/plant_data/
以 上
添付資料
参考資料(最終更新日時:2018年12月31日)
参考資料(最終更新日時:2017年12月31日)
参考資料(最終更新日時:2016年12月31日午後3時)
参考資料(最終更新日時:2015年12月31日午後3時)
参考資料(最終更新日時:平成26年12月31日午後4時)
参考資料(最終更新日時:平成25年12月31日午後3時)
参考資料(最終更新日時:平成25年10月22日午後3時)
参考資料(最終更新日時:平成24年4月7日午後3時)
※上記資料の最新版は、【「東北地方太平洋沖地震による影響などについて」実績ファイル】ページをご覧ください。