福島第一原子力発電所の状況について(日報)
2020年7月1日
東京電力ホールディングス株式会社
福島第一廃炉推進カンパニー
福島第一原子力発電所の状況について、以下のとおりお知らせいたします。
(下線部が新規事項)
【主な作業実績と至近の作業予定等】
・7月1日午前10時43分頃、増設多核種除去設備処理水受入タンク2入口弁フランジ部から水が漏えい(滴下)していることを協力企業作業員が発見。
状況は以下のとおり。
・漏えい範囲 約50cm×約50cm×深さ約1mm
・拡大防止処置 建屋内の堰内に留まっていることを確認
・漏えい継続の有無 1分に1滴程度の滴下が継続している
・外部への影響 なし
午前10時53分、増設多核種除去設備A系を運転から循環待機へ変更、その後、午前11時20分、当該箇所からの滴下が停止したことを確認。また、念のため当該箇所の前後弁の閉操作を実施。
なお、午後0時25分に床面に漏えいした水の拭き取りを完了するとともに、当該箇所への袋養生を実施。
至近の当該系統水の放射能分析結果は以下のとおり。
・セシウム134:4.83×101Bq/L
・セシウム137:9.60×102Bq/L
・全ベータ :4.25×104Bq/L
【継続実施中の主な作業】
<1~3号機使用済燃料プールからの燃料取り出し>
・2019年4月15日から3号機使用済燃料プール内に保管している燃料取り出し作業を2020年度中の完了に向けて実施中。7月1日午前10時31分、29回目となる使用済燃料7体の共用プールへの移送を完了。
・2号機の燃料取り出しに向け、2019年9月10日から原子炉建屋オペレーティングフロア内の3回目となる残置物の片付作業を実施中。
【サブドレン他水処理施設の状況】
【地下水バイパスの状況】
【構内および海洋のサンプリング調査の状況】
・海水(港湾内、港湾外近傍、1~4号機取水口内)、地下水(1~4号機護岸、H4・H6タンクエリア周辺、地下貯水槽周辺、地下水バイパス)、排水路等の水質調査を実施した結果、護岸地下水 地下水観測孔No.1 セシウム137が、至近の分析結果と比較して上昇。なお、海側遮水壁の外側の海水分析結果に有意な変動なし。
※サンプリング結果の詳細については当社ホームページをご参照ください。
<福島第一原子力発電所周辺の放射性物質の分析結果>
https://www.tepco.co.jp/decommission/data/analysis/
<福島第一原子力発電所における日々の放射性物質の分析結果>
https://www.tepco.co.jp/decommission/data/daily_analysis/
【原子炉および使用済燃料プールの冷却状況】
<原子炉>
・1~3号機原子炉への注水を継続中(各号機ともに冷温停止状態を継続中)。
<使用済燃料プール>
・1,2,3,5,6号機使用済燃料プールを冷却中(4号機は燃料取り出し済み)。
【1~6号機の状況】
※プラント関連パラメータ等の詳細については当社ホームページをご参照ください。
<水位・圧力・温度など>
https://www.tepco.co.jp/decommission/data/plant_data/
以 上
添付資料
参考資料(最終更新日時:2019年12月31日)
参考資料(最終更新日時:2018年12月31日)
参考資料(最終更新日時:2017年12月31日)
参考資料(最終更新日時:2016年12月31日午後3時)
参考資料(最終更新日時:2015年12月31日午後3時)
参考資料(最終更新日時:平成26年12月31日午後4時)
参考資料(最終更新日時:平成25年12月31日午後3時)
参考資料(最終更新日時:平成25年10月22日午後3時)
参考資料(最終更新日時:平成24年4月7日午後3時)
※上記資料の最新版は、【「東北地方太平洋沖地震による影響などについて」実績ファイル】ページをご覧ください。