福島第一原子力発電所の状況について(日報)
2020年11月28日
東京電力ホールディングス株式会社
福島第一廃炉推進カンパニー
福島第一原子力発電所の状況について、以下のとおりお知らせいたします。
(下線部が新規事項)
【継続実施中の主な作業】
<1~3号機使用済燃料プールからの燃料取り出し>
・2019年4月15日から3号機使用済燃料プール内に保管している燃料取り出し作業を2020年度中の完了に向けて実施中。11月18日午後1時6分、62回目となる使用済燃料7体の共用プールへの移送を完了。
【サブドレン他水処理施設の状況】
【構内および海洋のサンプリング調査の状況】
・海水(港湾内、港湾外近傍、1~4号機取水口内)、地下水(1~4号機護岸、H4・H6タンクエリア周辺、地下貯水槽周辺、地下水バイパス)、排水路等の水質調査を実施した結果、至近の分析値と比較して有意な変動なし。
※サンプリング結果の詳細については当社ホームページをご参照ください。
<福島第一原子力発電所周辺の放射性物質の分析結果>
https://www.tepco.co.jp/decommission/data/analysis/
<福島第一原子力発電所における日々の放射性物質の分析結果>
https://www.tepco.co.jp/decommission/data/daily_analysis/
【原子炉および使用済燃料プールの冷却状況】
<原子炉>
・1~3号機原子炉への注水を継続中(各号機ともに冷温停止状態を継続中)。
・原子炉注水停止に伴い格納容器の水位がどの程度まで低下するのか影響を確認し、今後の燃料デブリ取り出し関連作業に向けた知見拡充を図るため、1号機の原子炉注水設備において、原子炉注水量を一時的に停止する試験(1号機原子炉注水停止試験)を実施予定。この試験に関連し、11月19日から12月16日までの期間、以下のとおり1号機の原子炉注水量を変更する。
[原子炉注水量変更実績]
(11月19日午後4時30分)
給水系原子炉注水量 :1.4 m3/h → 3.0 m3/h
炉心スプレイ系原子炉注水量 :1.4 m3/h → 0.0 m3/h
(11月26日午後2時33分)原子炉注水停止
給水系原子炉注水量 :3.0 m3/h → 0.0 m3/h
[原子炉注水量変更予定]
(12月1日)原子炉注水再開
給水系原子炉注水量 :0.0 m3/h → 3.0 m3/h
(12月16日)
給水系原子炉注水量 :3.0 m3/h → 1.5 m3/h
炉心スプレイ系原子炉注水量 :0.0 m3/h → 1.5 m3/h
なお、以下の操作は、特定原子力施設に係る実施計画「III 特定原子力施設の保安」第1編第32条(保全作業を実施する場合)第1項を適用し、必要な安全措置を定めた上で、計画的に運転上の制限外に移行し操作を実施。
・11月26日に実施する原子炉注水停止操作は、特定原子力施設に係る実施計画に定める運転上の制限「原子炉の冷却に必要な注水量が確保されていること」に関し、計画的に運転上の制限外に移行
[実績]
11月26日午後2時21分、特定原子力施設に係る実施計画「III 特定原子力施設の保安」第1編第32条(保全作業を実施する場合)第1項を適用し、原子炉注水停止
・12月1日に実施する原子炉注水再開操作は、特定原子力施設に係る実施計画に定める運転上の制限「任意の24時間あたりの注水量増加幅 1.0m3/h以下」に関し、計画的に運転上の制限外に移行
<使用済燃料プール>
・1,2,3,5,6号機使用済燃料プールを冷却中(4号機は燃料取り出し済み)。
【1~6号機の状況】
※プラント関連パラメータ等の詳細については当社ホームページをご参照ください。
<水位・圧力・温度など>
https://www.tepco.co.jp/decommission/data/plant_data/
以 上
添付資料
参考資料(最終更新日時:2019年12月31日)
参考資料(最終更新日時:2018年12月31日)
参考資料(最終更新日時:2017年12月31日)
参考資料(最終更新日時:2016年12月31日午後3時)
参考資料(最終更新日時:2015年12月31日午後3時)
参考資料(最終更新日時:平成26年12月31日午後4時)
参考資料(最終更新日時:平成25年12月31日午後3時)
参考資料(最終更新日時:平成25年10月22日午後3時)
参考資料(最終更新日時:平成24年4月7日午後3時)
※上記資料の最新版は、【「東北地方太平洋沖地震による影響などについて」実績ファイル】ページをご覧ください。