福島第一原子力発電所の状況について(日報)
2020年12月24日
東京電力ホールディングス株式会社
福島第一廃炉推進カンパニー
福島第一原子力発電所の状況について、以下のとおりお知らせいたします。
(下線部が新規事項)
【主な作業実績と至近の作業予定等】
・12月24日午前8時9分頃、プロセス主建屋にて漏えい警報を確認したことから、現場確認を行ったところ、午前9時8分にプロセス主建屋1階西側通路に水溜まりがあることを当社社員が確認。
状況は以下のとおり。
・漏えい箇所 確認中
・漏えい範囲 2m×10mの範囲に水溜りが点在
・漏えい継続の有無 確認中(付近の配管等からの漏えい無し)
・外部への影響 なし
なお、念のため、午前8時39分に第三セシウム吸着装置(SARRYII)を停止。
また、プロセス主建屋で発生した漏えい警報については、午前8時40分にクリア。
水溜まりのスミヤ測定の結果は、バックグラウンド300cpmに対し、400cpmであることを確認。
今後、水溜まりの拭き取りを行い、準備が整い次第SARRYIIの起動を行い、漏えい有無の確認を行う。
【継続実施中の主な作業】
<1~3号機使用済燃料プールからの燃料取り出し>
・2019年4月15日から3号機使用済燃料プール内に保管している燃料取り出し作業を2020年度中の完了に向けて実施中。12月23日午後1時27分、63回目となる使用済燃料7体の共用プールへの移送を完了。
【サブドレン他水処理施設の状況】
【構内および海洋のサンプリング調査の状況】
・海水(港湾内、港湾外近傍、1~4号機取水口内)、地下水(1~4号機護岸、H4・H6タンクエリア周辺、地下貯水槽周辺、地下水バイパス)、排水路等の水質調査を実施した結果、至近の分析値と比較して有意な変動なし。
※サンプリング結果の詳細については当社ホームページをご参照ください。
<福島第一原子力発電所周辺の放射性物質の分析結果>
https://www.tepco.co.jp/decommission/data/analysis/
<福島第一原子力発電所における日々の放射性物質の分析結果>
https://www.tepco.co.jp/decommission/data/daily_analysis/
【原子炉および使用済燃料プールの冷却状況】
<原子炉>
・1~3号機原子炉への注水を継続中(各号機ともに冷温停止状態を継続中)。
<使用済燃料プール>
・1,2,3,5,6号機使用済燃料プールを冷却中(4号機は燃料取り出し済み)。
・1号機使用済燃料プール(以下、「SFP」という。)循環冷却系においては、1号機使用済燃料プール冷却系電動機取替工事および同関連除却工事に伴い、12月16日午前0時から12月24日午後11時までの期間、当該設備の運転を停止予定。
12月15日午前5時現在のSFP水温度は、23.8℃であり、放熱を考慮し、停止期間終了時点で約30.4℃と評価。
[実績]
12月16日午前6時3分、SFP循環冷却系の運転を停止。
冷却停止時のSFP水温度は、23.3℃。
【1~6号機の状況】
※プラント関連パラメータ等の詳細については当社ホームページをご参照ください。
<水位・圧力・温度など>
https://www.tepco.co.jp/decommission/data/plant_data/
以 上
添付資料
参考資料(最終更新日時:2019年12月31日)
参考資料(最終更新日時:2018年12月31日)
参考資料(最終更新日時:2017年12月31日)
参考資料(最終更新日時:2016年12月31日午後3時)
参考資料(最終更新日時:2015年12月31日午後3時)
参考資料(最終更新日時:平成26年12月31日午後4時)
参考資料(最終更新日時:平成25年12月31日午後3時)
参考資料(最終更新日時:平成25年10月22日午後3時)
参考資料(最終更新日時:平成24年4月7日午後3時)
※上記資料の最新版は、【「東北地方太平洋沖地震による影響などについて」実績ファイル】ページをご覧ください。