福島第一原子力発電所の状況について(日報)
2021年7月27日
東京電力ホールディングス株式会社
福島第一廃炉推進カンパニー
福島第一原子力発電所の状況について、以下のとおりお知らせいたします。
(下線部が新規事項)
【主な作業実績と至近の作業予定等】
・7月27日午前8時47分、5号機南側に残置してあるクローラクレーン下部に油の漏えい跡があることを協力企業作業員が発見し、午前9時30分、当社社員が付近の側溝に油膜状のものが一部流出したことを確認した。
なお、現在、吸着マットにて流出を防止しており、側溝への流出は継続していないことを確認している。
状況は以下のとおり。
・漏えい範囲 3箇所
約9m×0.3m
約4m×0.3m
約4m×0.3m
・漏えい継続の有無 なし
・双葉消防本部への連絡時刻 午前10時4分(119番通報)
油膜状のものについては、吸着マットにより拭き取り・回収が完了しており、側溝への流出はない。
なお、浪江消防より、漏えい跡については「油脂の漏えい事象」と判断された。
【サブドレン他水処理施設の状況】
【構内および海洋のサンプリング調査の状況】
・海水(港湾内、港湾外近傍、1~4号機取水口内)、地下水(1~4号機護岸、H4・H6タンクエリア周辺、地下貯水槽周辺、地下水バイパス)、排水路等の水質調査を実施した結果、至近の分析値と比較して有意な変動なし。
※サンプリング結果の詳細については当社ホームページをご参照ください。
<福島第一原子力発電所周辺の放射性物質の分析結果>
https://www.tepco.co.jp/decommission/data/analysis/
<福島第一原子力発電所における日々の放射性物質の分析結果>
https://www.tepco.co.jp/decommission/data/daily_analysis/
【原子炉および使用済燃料プールの冷却状況】
<原子炉>
・1~3号機原子炉への注水を継続中(各号機ともに冷温停止状態を継続中)。
・2号機の原子炉注水設備において、地下水流入量の抑制による建屋滞留水発生量の減少に伴い、淡水生成可能量も減少していくことから、両系による原子炉注水量3.0m3/hから片系による原子炉注水量2.5m3/hへの注水量低減操作を以下のとおり行う。
[原子炉注水量変更実績]
(7月14日午後3時4分)
炉心スプレイ系原子炉注水量 :1.5 m3/h → 2.5 m3/h
給水系原子炉注水量 :1.5 m3/h → 0 m3/h
[原子炉注水量変更予定]
(8月12日)
炉心スプレイ系原子炉注水量 :2.5 m3/h → 0 m3/h
給水系原子炉注水量 : 0 m3/h → 2.5 m3/h
<使用済燃料プール>
・1,2,3,5,6号機使用済燃料プールを冷却中(3,4号機は燃料取り出し済み)。
【1~6号機の状況】
※プラント関連パラメータ等の詳細については当社ホームページをご参照ください。
<水位・圧力・温度など>
https://www.tepco.co.jp/decommission/data/plant_data/
以 上
添付資料
参考資料(最終更新日時:2020年12月31日)
参考資料(最終更新日時:2019年12月31日)
参考資料(最終更新日時:2018年12月31日)
参考資料(最終更新日時:2017年12月31日)
参考資料(最終更新日時:2016年12月31日午後3時)
参考資料(最終更新日時:2015年12月31日午後3時)
参考資料(最終更新日時:平成26年12月31日午後4時)
参考資料(最終更新日時:平成25年12月31日午後3時)
参考資料(最終更新日時:平成25年10月22日午後3時)
参考資料(最終更新日時:平成24年4月7日午後3時)
※上記資料の最新版は、【「東北地方太平洋沖地震による影響などについて」実績ファイル】ページをご覧ください。