2021年7月30日
東京電力ホールディングス株式会社
福島第一廃炉推進カンパニー

福島第一原子力発電所の状況について、以下のとおりお知らせいたします。

下線部が新規事項)

【主な作業実績と至近の作業予定等】
・7月30日午前1時54分、雑固体廃棄物焼却設備(A)において「二次燃焼器バーナA軽油圧力高」警報が発生したことから、協力企業運転員が現場確認を行ったところ、午前2時14分、二次燃焼器バーナの安全弁が動作したことにより、バーナ燃焼用の軽油が、油受けに排出されていることを確認。排出された油は全量が油受けに留まっており、周辺への拡大はない。(範囲:約25cm×約25cm×深さ約0.1cm)
 現場確認時には、軽油の排出が継続していないことを確認している。
 なお、双葉消防本部へ午前2時40分に連絡を行い、午前4時21分に浪江消防署から「油漏れ事象」と判断された。
・7月29日、新型コロナワクチン職域接種を受けた協力企業作業員が体調不良となった。
 ワクチン接種の医師の診察により、緊急搬送の必要があると診断されたため、午後0時31分、救急車を要請。午後1時5分に医療機関へ搬送し、午後1時21分に到着。
 状況は以下のとおり。
  ・発生場所    協力企業棟新型コロナワクチン職域接種会場
  ・身体汚染の有無 なし
  ・発生状況    ワクチン接種後、体調不良となった
 なお、当該作業員は体調が回復したことから、搬送先の医療機関より帰宅した。

【サブドレン他水処理施設の状況】
サブドレン他水処理施設の状況

【地下水バイパスの状況】
地下水バイパスの状況

【構内および海洋のサンプリング調査の状況】
・海水(港湾内、港湾外近傍、1~4号機取水口内)、地下水(1~4号機護岸、H4・H6タンクエリア周辺、地下貯水槽周辺、地下水バイパス)、排水路等の水質調査を実施した結果、至近の分析値と比較して有意な変動なし。
※サンプリング結果の詳細については当社ホームページをご参照ください。
<福島第一原子力発電所周辺の放射性物質の分析結果>
https://www.tepco.co.jp/decommission/data/analysis/
<福島第一原子力発電所における日々の放射性物質の分析結果>
https://www.tepco.co.jp/decommission/data/daily_analysis/

【原子炉および使用済燃料プールの冷却状況】
<原子炉>
・1~3号機原子炉への注水を継続中(各号機ともに冷温停止状態を継続中)。
・2号機の原子炉注水設備において、地下水流入量の抑制による建屋滞留水発生量の減少に伴い、淡水生成可能量も減少していくことから、両系による原子炉注水量3.0m/hから片系による原子炉注水量2.5m/hへの注水量低減操作を以下のとおり行う。
 [原子炉注水量変更実績]
 (7月14日午後3時4分)
 炉心スプレイ系原子炉注水量 :1.5 m/h → 2.5 m/h
 給水系原子炉注水量     :1.5 m/h →   0 m/h
 [原子炉注水量変更予定]
 (8月12日)
 炉心スプレイ系原子炉注水量 :2.5 m/h →   0 m/h
 給水系原子炉注水量     :  0 m/h → 2.5 m/h
<使用済燃料プール>
・1,2,3,5,6号機使用済燃料プールを冷却中(3,4号機は燃料取り出し済み)。

【1~6号機の状況】
※プラント関連パラメータ等の詳細については当社ホームページをご参照ください。
<水位・圧力・温度など>
https://www.tepco.co.jp/decommission/data/plant_data/

以 上

添付資料

参考資料(最終更新日時:2020年12月31日)

参考資料(最終更新日時:2019年12月31日)

参考資料(最終更新日時:2018年12月31日)

参考資料(最終更新日時:2017年12月31日)

参考資料(最終更新日時:2016年12月31日午後3時)

参考資料(最終更新日時:2015年12月31日午後3時)

参考資料(最終更新日時:平成26年12月31日午後4時)

参考資料(最終更新日時:平成25年12月31日午後3時)

参考資料(最終更新日時:平成25年10月22日午後3時)

参考資料(最終更新日時:平成24年4月7日午後3時)

※上記資料の最新版は、【「東北地方太平洋沖地震による影響などについて」実績ファイル】ページをご覧ください。