福島第一原子力発電所の状況について(日報)
2021年11月21日
東京電力ホールディングス株式会社
福島第一廃炉推進カンパニー
福島第一原子力発電所の状況について、以下のとおりお知らせいたします。
(下線部が新規事項)
【主な作業実績と至近の作業予定等】
・11月19日午後0時49分頃、淡水化装置(RO3)近傍の関連施設内で作業していた当社社員2名の鼻腔周辺に汚染があることを確認。
状況は以下のとおり。
・退出モニタでの測定時刻:午後0時20分
・内部取込の可能性の判断時刻:午後1時44分
・作業場所:淡水化装置(RO3)近傍の関連施設内
・作業内容:凍結防止用ヒータ吸気ダクトの補修
・汚染状況:鼻腔内の汚染検査で汚染検出(バックグラウンド約60cpm)
・約150cpm
・約120cpm
・汚染箇所:鼻腔周辺
当該社員2名については、午後1時54分、除染により退域基準(4Bq/cm2)未満を満足したため、管理対象区域を退域。
また、入退域管理棟救急医療室の医師による問診により異常なしと診断され、午後2時26分、入退域管理棟救急医療室を退室。
なお、内部被ばく線量の評価については、下記の通り。
・ホールボディカウンタ測定を実施した結果、セシウム137は検出限界値未満。
・鼻腔内の汚染検査の結果より内部被ばくの可能性が否定できないことから、今後詳細な評価を実施する。
・なお、淡水化装置(RO3)近傍の関連施設内での作業後のダスト濃度を測定した結果から、内部被ばく線量を試算したところ、記録レベル(2mSv)未満。
【サブドレン他水処理施設の状況】
【構内および海洋のサンプリング調査の状況】
・海水(港湾内、港湾外近傍、1~4号機取水口内)、地下水(1~4号機護岸、H4・H6タンクエリア周辺、地下貯水槽周辺、地下水バイパス)、排水路等の水質調査を実施した結果、至近の分析値と比較して有意な変動なし。
※サンプリング結果の詳細については当社ホームページをご参照ください。
<福島第一原子力発電所周辺の放射性物質の分析結果>
https://www.tepco.co.jp/decommission/data/analysis/
<福島第一原子力発電所における日々の放射性物質の分析結果>
https://www.tepco.co.jp/decommission/data/daily_analysis/
【原子炉および使用済燃料プールの冷却状況】
<原子炉>
・1~3号機原子炉への注水を継続中(各号機ともに冷温停止状態を継続中)。
・3号機の原子炉注水設備において、地下水流入量の抑制による建屋滞留水発生量の減少に伴い、淡水生成可能量も減少していくことから、片系による原子炉注水量2.5m3/hから片系による原子炉注水量1.7m3/hへの注水量低減操作を以下のとおり行う。
[原子炉注水量変更実績]
(11月10日午後2時28分)
炉心スプレイ系原子炉注水量 :2.3 m3/h → 1.7 m3/h
[原子炉注水量変更予定]
(12月9日)
炉心スプレイ系原子炉注水量 :1.7 m3/h → 0 m3/h
給水系原子炉注水量 : 0 m3/h → 1.7 m3/h
<使用済燃料プール>
・1,2,3,5,6号機使用済燃料プールを冷却中(3,4号機は燃料取り出し済み)。
【1~6号機の状況】
※プラント関連パラメータ等の詳細については当社ホームページをご参照ください。
<水位・圧力・温度など>
https://www.tepco.co.jp/decommission/data/plant_data/
以 上
添付資料
参考資料(最終更新日時:2020年12月31日)
参考資料(最終更新日時:2019年12月31日)
参考資料(最終更新日時:2018年12月31日)
参考資料(最終更新日時:2017年12月31日)
参考資料(最終更新日時:2016年12月31日午後3時)
参考資料(最終更新日時:2015年12月31日午後3時)
参考資料(最終更新日時:平成26年12月31日午後4時)
参考資料(最終更新日時:平成25年12月31日午後3時)
参考資料(最終更新日時:平成25年10月22日午後3時)
参考資料(最終更新日時:平成24年4月7日午後3時)
※上記資料の最新版は、【「東北地方太平洋沖地震による影響などについて」実績ファイル】ページをご覧ください。