福島第一原子力発電所の状況について(日報)
2022年10月25日
東京電力ホールディングス株式会社
福島第一廃炉推進カンパニー
福島第一原子力発電所の状況について、以下のとおりお知らせいたします。
(下線部が新規事項)
【主な作業実績と至近の作業予定等】
・10月24日午前9時48分頃、J2エリア南側二重堰の外堰から道路に向かって水が漏えい(滴下)していることを協力企業作業員が発見。
・発生場所(設備名称) J2エリア南側
・漏えい箇所 二重堰の外堰
・発見者 協力企業作業員
・漏えい範囲 確認中
・漏えい継続の有無 継続中
・外部への影響 確認中
なお、モニタリングポスト、排水路モニタ、敷地境界連続ダストモニタ、側溝放射線モニタに有意な変動がないことを確認。
現場状況を確認したところ、外堰の底部より鉛筆芯1本程度の漏えいを確認。
また、J2タンクエリアのタンク水位に変化がないこと、タンク内堰内の水位に変化がないことを確認。
今後、内堰と外堰の間の水を分析する。
現場にて内堰と外堰の間の漏えい箇所付近を止水セメントで隔離したところ、漏えいが止まったことを確認。
また、タンク水位、内堰水位に変動がないことを確認したことから、内堰からの漏えいはなく漏えいした水は雨水であると判断した。
内堰と外堰の間の溜り水について分析を行ったところ、Cs-134、Cs-137、全βについて、いずれも検出限界値未満であることを確認。
【サブドレン他水処理施設の状況】
【地下水バイパスの状況】
【構内および海域モニタリング結果の状況】
・地下水(1~4号機護岸、H4・H6タンクエリア周辺、地下貯水槽周辺、地下水バイパス)、排水路、海水(港湾内、港湾外、1~4号機取水口内)、魚介類、海藻類等の分析結果は、至近の分析値と比較して有意な変動なし。
・なお、トリチウムを中心とした拡散状況や海洋生物の状況を今後継続して確認するため、2022年4月から海水(港湾外)、魚類、海藻類のモニタリングを強化しています(2022年4月20日から試料採取を開始)。
※サンプリング結果の詳細については当社ホームページをご参照ください。
<福島第一原子力発電所周辺の放射性物質の分析結果>
https://www.tepco.co.jp/decommission/data/analysis/
<福島第一原子力発電所における日々の放射性物質の分析結果>
https://www.tepco.co.jp/decommission/data/daily_analysis/
【原子炉および使用済燃料プールの冷却状況】
<原子炉>
・1~3号機原子炉への注水を継続中(各号機ともに冷温停止状態を継続中)。
<使用済燃料プール>
・1,5,6号機使用済燃料プールを冷却中(3,4号機は燃料取り出し済み)。
・2号機使用済燃料プール(以下、「SFP」という。)循環冷却系においては、長期計画に基づく定期点検の実施に伴い、10月3日午後2時から11月9日午後11時までの間、一次系の運転停止予定であり停止期間終了時点で以下の通り評価。
2号機:9月30日午前5時現在のSFP水温度が29.0℃であり、放熱を考慮し停止期間終了時点で約43.3℃と評価。
・10月3日午後2時7分、SFP循環冷却系の運転を停止。冷却停止時のSFP水温度は29.1℃。
【1~6号機の状況】
※プラント関連パラメータ等の詳細については当社ホームページをご参照ください。
<水位・圧力・温度など>
https://www.tepco.co.jp/decommission/data/plant_data/
以 上
添付資料
参考資料(最終更新日時:2021年12月31日)
参考資料(最終更新日時:2020年12月31日)
参考資料(最終更新日時:2019年12月31日)
参考資料(最終更新日時:2018年12月31日)
参考資料(最終更新日時:2017年12月31日)
参考資料(最終更新日時:2016年12月31日午後3時)
参考資料(最終更新日時:2015年12月31日午後3時)
参考資料(最終更新日時:平成26年12月31日午後4時)
参考資料(最終更新日時:平成25年12月31日午後3時)
参考資料(最終更新日時:平成25年10月22日午後3時)
参考資料(最終更新日時:平成24年4月7日午後3時)
※上記資料の最新版は、【「東北地方太平洋沖地震による影響などについて」実績ファイル】ページをご覧ください。