福島第一原子力発電所の状況について(日報)
2022年1月7日
東京電力ホールディングス株式会社
福島第一廃炉推進カンパニー
福島第一原子力発電所の状況について、以下のとおりお知らせいたします。
(下線部が新規事項)
【主な作業実績と至近の作業予定等】
・1月6日午前11時40分、運転中の増設多核種除去設備(C)の高性能容器の排気ラインに設置している連続ダストモニタにおいて、放射能濃度高警報が、午前10時50分から午前11時3分の間、発生していたことをWEBカメラの映像にて確認。
このため、運転中の増設多核種除去設備(C)を午前11時56分循環待機とした。
なお、建屋内のエリアモニタの警報は発生していない。
また、同時間帯でスラリー排出していないことを確認している。
ダストモニタのろ紙の放射能測定を実施したところ放射能高警報レベルの放射能濃度は検出されていない。
また,ダストモニタのデータを確認したところ,ろ紙送り直後のみ指示値が上昇していることから,ダストモニタの異常と判断した。
以上のことから,ダストモニタの交換を実施した。
今後、準備が整い次第、増設多核種除去設備(C)の運転を再開する。
・1月6日午後0時48分頃、H4タンクエリアで作業していた協力企業作業員に顔面汚染が確認されたことから、内部取り込みのおそれがあると判断した。
・内部取込の可能性の判断時刻:午後0時48分
・作業件名:H4タンクエリア雨水タンクカバー修理
・汚染状況:鼻腔内の汚染検査で汚染検出(B.G.約150cpm)
・約1,200cpm
・汚染箇所:鼻周辺
当該作業員については、午後1時58分、除染により退域基準(4Bq/㎝2)未満を満足したため、管理対象区域を退域している。
また、入退域管理棟救急医療室の医師による問診により異常なしと診断され、午後4時4分、入退域管理棟救急医療室を退室した。
なお、鼻腔内を採取した試料の分析結果から内部被ばく線量を評価した結果、記録レベル未満であることを確認した。
【サブドレン他水処理施設の状況】
【地下水バイパスの状況】
【構内および海洋のサンプリング調査の状況】
・海水(港湾内、港湾外近傍、1~4号機取水口内)、地下水(1~4号機護岸、H4・H6タンクエリア周辺、地下貯水槽周辺、地下水バイパス)、排水路等の水質調査を実施した結果、至近の分析値と比較して有意な変動なし。
※サンプリング結果の詳細については当社ホームページをご参照ください。
<福島第一原子力発電所周辺の放射性物質の分析結果>
https://www.tepco.co.jp/decommission/data/analysis/
<福島第一原子力発電所における日々の放射性物質の分析結果>
https://www.tepco.co.jp/decommission/data/daily_analysis/
【原子炉および使用済燃料プールの冷却状況】
<原子炉>
・1~3号機原子炉への注水を継続中(各号機ともに冷温停止状態を継続中)。
<使用済燃料プール>
・1,2,5,6号機使用済燃料プールを冷却中(3,4号機は燃料取り出し済み)。
【1~6号機の状況】
※プラント関連パラメータ等の詳細については当社ホームページをご参照ください。
<水位・圧力・温度など>
https://www.tepco.co.jp/decommission/data/plant_data/
以 上
添付資料
参考資料(最終更新日時:2021年12月31日)
参考資料(最終更新日時:2020年12月31日)
参考資料(最終更新日時:2019年12月31日)
参考資料(最終更新日時:2018年12月31日)
参考資料(最終更新日時:2017年12月31日)
参考資料(最終更新日時:2016年12月31日午後3時)
参考資料(最終更新日時:2015年12月31日午後3時)
参考資料(最終更新日時:平成26年12月31日午後4時)
参考資料(最終更新日時:平成25年12月31日午後3時)
参考資料(最終更新日時:平成25年10月22日午後3時)
参考資料(最終更新日時:平成24年4月7日午後3時)
※上記資料の最新版は、【「東北地方太平洋沖地震による影響などについて」実績ファイル】ページをご覧ください。