2022年2月25日
東京電力ホールディングス株式会社
福島第一廃炉推進カンパニー

福島第一原子力発電所の状況について、以下のとおりお知らせいたします。

下線部が新規事項)

【主な作業実績と至近の作業予定等】
・3号機は、原子炉圧力容器および原子炉格納容器内の不活性化のため、原子炉圧力容器ラインより窒素封入を実施しているが、窒素封入ラインのホース(原子炉建屋内分)について、点検計画に基づく取り替えに伴い、3号機の窒素封入量を以下のとおり変更予定。
 [3号機窒素封入量流量変更予定]
 (2月25日)
  原子炉圧力容器ライン 16 Nm/h →  0 Nm/h → 16 Nm/h
  原子炉格納容器ライン 0 Nm/h → 16 Nm/h →  0 Nm/h
 ホースの取り替えに伴い、原子炉圧力容器への窒素封入を一時的に停止する。このため、特定原子力施設に係る実施計画「III 特定原子力施設の保安」(以下、「実施計画」という。)第1編第25条で定めている運転上の制限「窒素ガス分離装置1台が運転中であること」が満足出来ない状態となることから、実施計画第1編第32条第1項(保全作業を実施する場合)を適用し、計画的に運転上の制限外に移行し、取り替えを実施する。
 なお、点検期間中においては、格納容器内水素濃度の監視強化を行い、1時間に1回指示値を確認等の安全措置を定めたうえで点検を実施する。
 2月25日午前10時5分より、実施計画第1編第32条第1項(保全作業を実施する場合)を適用し、ホースの取り替え開始。
 [3号機窒素封入量流量変更実績]
 (2月25日午前10時41分)
  原子炉圧力容器ライン 17.2 Nm/h →  0 Nm/h
  原子炉格納容器ライン 0 Nm/h → 17.0 Nm/h
 ホースの取り替え終了。
 [3号機窒素封入量流量変更実績]
 (2月25日午後2時15分)
  原子炉圧力容器ライン 0 Nm/h → 17.2 Nm/h
  原子炉格納容器ライン 16.0 Nm/h → 0 Nm/h
 3号機の原子炉圧力容器ラインによる窒素封入が再開されたことから、2月25日午後2時30分、実施計画第1編第32条第1項(保全作業を実施する場合)の適用を解除した。

【サブドレン他水処理施設の状況】
サブドレン他水処理施設の状況

【構内および海洋のサンプリング調査の状況】
・海水(港湾内、港湾外近傍、1~4号機取水口内)、地下水(1~4号機護岸、H4・H6タンクエリア周辺、地下貯水槽周辺、地下水バイパス)、排水路等の水質調査を実施した結果、至近の分析値と比較して有意な変動なし。
※サンプリング結果の詳細については当社ホームページをご参照ください。
<福島第一原子力発電所周辺の放射性物質の分析結果>
https://www.tepco.co.jp/decommission/data/analysis/
<福島第一原子力発電所における日々の放射性物質の分析結果>
https://www.tepco.co.jp/decommission/data/daily_analysis/

【原子炉および使用済燃料プールの冷却状況】
<原子炉>
・1~3号機原子炉への注水を継続中(各号機ともに冷温停止状態を継続中)。
<使用済燃料プール>
・1,2,5,6号機使用済燃料プールを冷却中(3,4号機は燃料取り出し済み)。

【1~6号機の状況】
 ※プラント関連パラメータ等の詳細については当社ホームページをご参照ください。
<水位・圧力・温度など>
https://www.tepco.co.jp/decommission/data/plant_data/

以 上

添付資料

参考資料(最終更新日時:2021年12月31日)

参考資料(最終更新日時:2020年12月31日)

参考資料(最終更新日時:2019年12月31日)

参考資料(最終更新日時:2018年12月31日)

参考資料(最終更新日時:2017年12月31日)

参考資料(最終更新日時:2016年12月31日午後3時)

参考資料(最終更新日時:2015年12月31日午後3時)

参考資料(最終更新日時:平成26年12月31日午後4時)

参考資料(最終更新日時:平成25年12月31日午後3時)

参考資料(最終更新日時:平成25年10月22日午後3時)

参考資料(最終更新日時:平成24年4月7日午後3時)

※上記資料の最新版は、【「東北地方太平洋沖地震による影響などについて」実績ファイル】ページをご覧ください。