福島第一原子力発電所の状況について(日報)
2022年4月9日
東京電力ホールディングス株式会社
福島第一廃炉推進カンパニー
福島第一原子力発電所の状況について、以下のとおりお知らせいたします。
(下線部が新規事項)
【主な作業実績と至近の作業予定等】
・4月8日午後10時43分、既設雑固体廃棄物焼却設備(A)のバーナーユニット周辺から軽油が漏れていることを協力企業作業員が発見した。
状況は以下のとおり。
・漏えい範囲 防油堤からあふれている油 約0.4m×2m×1mm
・漏えい継続の有無 漏えい箇所近傍の弁を閉止することにより漏えいは停止
・双葉消防本部への連絡時刻 午後11時14分(119番通報)
現場を確認した結果、漏えい箇所はバーナーユニット軽油供給減圧弁下部であり、ここから防油堤(約225cm×60cm×5cm)に漏えいし、防油堤からあふれた。あふれた軽油の範囲は約2m×3m×1mmであった。
4月9日午前0時40分、消防署より既設雑固体廃棄物焼却設備(A)については、当面使用しないよう指導された。なお、当該設備は年次点検中であり、運転を停止していた。
午前2時13分に防油堤に漏えいした軽油、および防油堤からあふれた軽油の回処処理を終了。
午前10時46分、双葉消防本部により「危険物漏えい事故」と判断されたことを確認した。
【サブドレン他水処理施設の状況】
【地下水バイパスの状況】
【構内および海洋のサンプリング調査の状況】
・海水(港湾内、港湾外近傍、1~4号機取水口内)、地下水(1~4号機護岸、H4・H6タンクエリア周辺、地下貯水槽周辺、地下水バイパス)、排水路等の水質調査を実施した結果、4月9日、護岸地下水観測孔No.1-11における放射能分析結果(4月8日採取分)において、全ベータの値が、至近の分析結果と比較して上昇していることを確認。なお、海側遮水壁の外側の海水分析結果に有意な変動は見られていない。
※サンプリング結果の詳細については当社ホームページをご参照ください。
<福島第一原子力発電所周辺の放射性物質の分析結果>
https://www.tepco.co.jp/decommission/data/analysis/
<福島第一原子力発電所における日々の放射性物質の分析結果>
https://www.tepco.co.jp/decommission/data/daily_analysis/
【原子炉および使用済燃料プールの冷却状況】
<原子炉>
・1~3号機原子炉への注水を継続中(各号機ともに冷温停止状態を継続中)。
・3月16日に発生した地震以降、原子炉格納容器の水位について監視強化中。その他、原子炉格納容器の温度や圧力等の推移についても注視している。
・1号機原子炉格納容器の水位については、以下【参考①】の通り、一時的な低下はあったものの、大きな変化は確認されていない。引き続き、監視を継続していく。
・3号機原子炉格納容器内水位については、以下【参考②】の通り大きな変化は確認されていない。引き続き、監視を継続していく。
・なお、敷地境界モニタリングポストおよび連続ダストモニタ、ならびに構内ダストモニタ等に有意な変動がないことを確認しており、周辺環境への影響ありません。
<使用済燃料プール>
・1,2,5,6号機使用済燃料プールを冷却中(3,4号機は燃料取り出し済み)。
【1~6号機の状況】
※プラント関連パラメータ等の詳細については当社ホームページをご参照ください。
<水位・圧力・温度など>
https://www.tepco.co.jp/decommission/data/plant_data/
以 上
添付資料
参考資料(最終更新日時:2021年12月31日)
参考資料(最終更新日時:2020年12月31日)
参考資料(最終更新日時:2019年12月31日)
参考資料(最終更新日時:2018年12月31日)
参考資料(最終更新日時:2017年12月31日)
参考資料(最終更新日時:2016年12月31日午後3時)
参考資料(最終更新日時:2015年12月31日午後3時)
参考資料(最終更新日時:平成26年12月31日午後4時)
参考資料(最終更新日時:平成25年12月31日午後3時)
参考資料(最終更新日時:平成25年10月22日午後3時)
参考資料(最終更新日時:平成24年4月7日午後3時)
※上記資料の最新版は、【「東北地方太平洋沖地震による影響などについて」実績ファイル】ページをご覧ください。