福島第一原子力発電所の状況について(日報)
2022年4月11日
東京電力ホールディングス株式会社
福島第一廃炉推進カンパニー
福島第一原子力発電所の状況について、以下のとおりお知らせいたします。
(下線部が新規事項)
【主な作業実績と至近の作業予定等】
・4月11日午前10時56分頃、5・6号機の滞留水を貯留しているFタンクエリアにおいて、J3、J4、J6タンクから水が漏えいしていることを、福島県職員が発見。
状況は以下のとおり。
・漏えい箇所 ①J3タンクフランジ部
②J4タンクフランジ部
③J6タンク下部
・漏えい範囲 ①約20cm×20cm×深さ1mm
②約15cm×15cm×深さ1mm
③にじみ
・漏えい継続の有無 ①10秒に1滴程度
②120秒に1滴程度
③確認中
・外部への影響 漏えいした水は堰内に留まっている
当社社員が現場を確認したところ、新たにI2、I3タンクにおいても水が漏えいしていることを確認。
状況は以下のとおりです。
・漏えい箇所 ④I2タンクフランジ部
⑤I3タンクフランジ部
・漏えい範囲 ④タンク下部床面に滲み
⑤タンク下部床面に滲み
・漏えい継続の有無 ④10秒に1滴程度
⑤30秒に1滴程度
J3、J4、J6タンク、ならびにI2、I3タンクの漏えい水についてスミア測定をした結果それぞれバックグラウンドと同等であることを確認。
いずれの漏えい水についても、堰内に留まっており、外部への影響なし。
なお、漏えい箇所が確認されたJ3、J4、I2、I3タンクについて、滴下箇所への養生および受けの設置が完了。
また、J6タンクついては、詳細に確認した結果、漏えい箇所は確認されていないが、拭き取りが完了。
引き続き、当該タンクについて、経過観察を継続。
【サブドレン他水処理施設の状況】
【地下水バイパスの状況】
【構内および海洋のサンプリング調査の状況】
・海水(港湾内、港湾外近傍、1~4号機取水口内)、地下水(1~4号機護岸、H4・H6タンクエリア周辺、地下貯水槽周辺、地下水バイパス)、排水路等の水質調査を実施した結果、至近の分析値と比較して有意な変動なし。
※サンプリング結果の詳細については当社ホームページをご参照ください。
<福島第一原子力発電所周辺の放射性物質の分析結果>
https://www.tepco.co.jp/decommission/data/analysis/
<福島第一原子力発電所における日々の放射性物質の分析結果>
https://www.tepco.co.jp/decommission/data/daily_analysis/
【原子炉および使用済燃料プールの冷却状況】
<原子炉>
・1~3号機原子炉への注水を継続中(各号機ともに冷温停止状態を継続中)。
・3月16日に発生した地震以降、原子炉格納容器の水位について監視強化中。その他、原子炉格納容器の温度や圧力等の推移についても注視している。
・1号機原子炉格納容器の水位については、以下【参考①】の通り、一時的な低下はあったものの、大きな変化は確認されていない。引き続き、監視を継続していく。
・3号機原子炉格納容器内水位については、以下【参考②】の通り大きな変化は確認されていない。引き続き、監視を継続していく。
・なお、敷地境界モニタリングポストおよび連続ダストモニタ、ならびに構内ダストモニタ等に有意な変動がないことを確認しており、周辺環境への影響ありません。
<使用済燃料プール>
・1,2,5,6号機使用済燃料プールを冷却中(3,4号機は燃料取り出し済み)。
【1~6号機の状況】
※プラント関連パラメータ等の詳細については当社ホームページをご参照ください。
<水位・圧力・温度など>
https://www.tepco.co.jp/decommission/data/plant_data/
以 上
添付資料
参考資料(最終更新日時:2021年12月31日)
参考資料(最終更新日時:2020年12月31日)
参考資料(最終更新日時:2019年12月31日)
参考資料(最終更新日時:2018年12月31日)
参考資料(最終更新日時:2017年12月31日)
参考資料(最終更新日時:2016年12月31日午後3時)
参考資料(最終更新日時:2015年12月31日午後3時)
参考資料(最終更新日時:平成26年12月31日午後4時)
参考資料(最終更新日時:平成25年12月31日午後3時)
参考資料(最終更新日時:平成25年10月22日午後3時)
参考資料(最終更新日時:平成24年4月7日午後3時)
※上記資料の最新版は、【「東北地方太平洋沖地震による影響などについて」実績ファイル】ページをご覧ください。