特別高圧・高圧の標準メニューの見直し内容について
現在の標準メニュー※について、電源調達状況および販売電力量の動向をより適切に料金に反映させていただくため、燃料費等調整の算定諸元の見直しなどを主な内容とする電気料金の見直しを行います。
また、当社は、特別高圧・高圧の電気料金メニューについて、卸電力取引所におけるスポット市場価格の変動を反映させる割合が異なる3種類の電気料金プランを新設し、2024年4月から標準メニューとしてご提供いたします。
新しい電気料金プランを標準メニューとしてご提供することに伴い、現在の標準メニューは、一部のプランを除き、2024年度以降、新規加入受付を終了いたします。
なお、2024年3月末時点で、現在の標準メニューをご契約いただいているお客さまは、現契約の継続または新しい電気料金プランへの切替えのいずれかをご選択いただけます。
※特別高圧・高圧の電気需給約款(2023年4月1日実施)に定める契約種別をいいます。
■新しい電気料金プランについては、こちらをご確認ください。
■見直しの内容については、こちらもご確認ください。
2023年10月23日より、2023年度および2024年度の「標準メニュー(新料金プラン含む)」での受付を再開いたします。
■具体的なお申込み方法は、こちら
1.見直しの内容
特別高圧または高圧で電気をお使いのお客さまを対象に、2024 年4月1日より、電気需給約款[特別高圧]、電気需給約款[高圧]および各料金メニューの電気料金を見直すとともに、その他の供給条件を見直しいたします。
1)燃料費等調整の算定諸元の見直し
電源調達状況やスポット市場価格の変動状況等を踏まえ、燃料費等調整の算定諸元を見直します。
基準市場単価について、電源調達状況および販売電力量の動向をより適切に料金に反映させていただくために、現在の水準を上限値として設定のうえ、2023年12月末までに当社ホームページにてお知らせいたします。
また、基準市場価格の算定期間は、直近の市況等を反映するため、 直近1年間の平均から、直近3カ月間(2023年5月~7月)の平均に見直します。
- ※1 2023年4~6月の貿易統計価格に基づき算定いたします。
- ※2 確定単価は2023年12月末まで頃に当社ホームページにてお知らせいたします。
<参考>燃料費等調整制度とは
火力燃料(原油・LNG〔液化天然ガス〕・石炭)の価格変動および卸電力取引所におけるスポット市場価格の変動を電気料金に迅速に反映させるため、
その変動に応じて、毎月自動的に電気料金を調整する制度です。
燃料費等調整制度の詳細や燃料費等調整単価の算定方法等はこちらからご確認ください。
[電気料金の計算式]
2)電力量料金単価の見直し
燃料費等調整の算定諸元の見直しとともに、お客さまのご負担が変わらないよう、電力量料金単価を見直します。
「見直し前の電力量料金単価に見直し前の2023年9月分の燃料費等調整単価を加えたもの」と「見直し後の電力量料金単価に見直し後の2023年9月分の燃料費等調整単価を加えたもの」が、公表時点において、同じ水準となるように見直し後の電力量料金単価を設定いたします。(図中①②)
そのうえで、燃料費等調整単価を加算し、電力量料金を計算いたします。(図中③)
料金単価表はこちらをご確認ください。
- ※ 一般送配電事業者等により、託送料金の見直しが行われる場合は、託送供給等約款の見直し実施日に合わせ、当社電気料金へ託送料金の見直しに伴う費用変動分を反映する見直しを実施いたします。託送料金の見直し内容により、電力量料金だけでなく、基本料金も見直しとなる可能性がございます。
<見直し前後の電力量料金と燃料費等調整単価の影響>
- ※1 基準市場価格の算定期間(2023年5月1日~7月31日)と平均市場価格の9月分の算定期間(2023年4月21日~7月20日)の相違に伴い、燃料費等調整単価が発生いたします。なお、基準市場単価は、特別高圧・高圧ともに上限値で算定しております。
- ※2 見直し後の料金適用開始までは、見直し前の電力量料金単価および燃料費等調整単価により電力量料金を計算いたします。
3)モデルケースにおけるお客さまへの影響
今後の燃料価格、スポット市場価格の想定は、その性質上困難です。
料金見直し後の基準市場単価を現在の水準で試算した場合、料金見直し前後の電気料金は同水準となります。
基準市場単価が上限値より低くなる場合には、市場価格の下落時と高騰時の料金の変動幅が小さくなります。
<見直し後の基準市場単価を20銭0厘/kWhで試算した場合の変動幅>
4)その他供給条件の見直し
燃料費等調整の算定諸元、電力量料金単価の見直しのほか、以下を見直します。
【制限または中止の料金割引の廃止】
託送供給等約款に定めるところにより、一般送配電事業者等が電気の使用を制限または中止した場合には、基本料金を割引しておりましたが、低圧の電気料金と同じく、業務運営の効率化を図り、電気料金の低減へつなげていくため廃止いたします。
【供給停止期間中の料金規定の廃止】
託送供給等約款の定めるところにより、一般送配電事業者等が電気の送電を停止した場合には、停止期間中については、全く電気を使用しない場合の料金を日割計算しておりましたが、業務運営の効率化を図り、電気料金の低減へつなげていくため廃止いたします。
【料金その他の計算における端数処理等の規定の見直し】
料金その他の計算における端数処理や使用電力量の算定等について、現在の運用を適切に約款へ反映するために規定を見直します。なお、本見直しによるお客さま影響はございません。詳細はこちらからご確認ください。
5)適用時期
見直し後の電気料金は、2024年3月31日以降のご契約期間の満了日の翌日より、順次適用いたします。
なお、制限または中止の料金割引の廃止、供給停止期間中の料金規定の廃止および料金その他の計算における端数処理等の規定の見直しについては、ご契約期間によらず、2024年4月1日より実施いたします。
また、一般送配電事業者等により、託送料金の見直しが行われる場合は、託送供給等約款の見直し実施日に合わせ、当社電気料金へ託送料金の見直しに伴う費用変動分を反映する見直しを実施いたします。
- ※ 託送料金の見直し内容により、電力量料金だけでなく、基本料金も見直しとなる可能性がございます。
2.現在の標準メニューの新規加入の申込受付終了について
新しい電気料金プランのご提供開始に伴い、現在の標準メニューについては、一部のプランを除き、2024年4月以降、新規加入の申込受付を終了いたします。
なお、2024年3月末時点で、現在の標準メニューで当社とご契約いただいているお客さまは、現契約の継続または新しい電気料金プランへの切替えのいずれかをご選択いただけます。
- ※ 2024年4月以降、高圧季節別時間帯別電力A(契約電力500kW未満)または高圧電力A(契約電力500kW未満)の新規加入をご希望のお客さまには、当面の間、高圧季節別時間帯別電力または高圧電力と同じ料金単価を適用させていただきます。
- ※ 2024年4月以降も現在の標準メニューを継続する場合で、自家発補給電力または予備電力のご契約を新たに希望される場合は、現在ご提供している自家発補給電力または予備電力のメニューをお申込みいただけます。
■新しい電気料金プランについてはこちらをご覧ください。
3.お客さまへのご案内方法
※料金見直し前後における電気料金シミュレーション(簡易試算)については、こちらをご確認ください。
※市場ハイブリッドプラン(市場連動100%)についてはこちらをご確認ください。
4.当社へご契約の切替えをご希望のお客さまのお申込み方法
なお、当社が電力供給可能な想定電力量の上限に到達した時点をもって、市場価格連動プラン以外の受付を終了いたします。また、想定電力量の上限に満たない場合であっても、需給状況等を勘案のうえ、受付を終了する場合もありますので、予めご了承ください。それ以降のお申込みについては、原則、市場価格連動プランのみの受付とさせていただきます。
5.よくあるお問い合わせ
A. 最新の販売動向、電源調達動向を適切に料金に反映させていただくため、燃料費等調整の算定諸元を見直すことといたしました。それに伴い、お客さまのご負担が変わらないよう、電力量料金単価を見直します。
A. 電源調達状況および販売電力量の動向をより適切に料金に反映させていただくため、上限値を設定したうえで、2023年12月末までに当社ホームページにてお知らせさせていただきます。
6.お問い合わせ先
ご契約中のお客さまには、順次見直し内容について、書面にてご案内してまいりますが、本件に関しご不明の点がある場合は、下記までお問い合わせくださいますようお願いいたします。
【東京電力エナジーパートナー株式会社 法人のお客さまサポートセンター】
専用ダイヤル:0120-067-045
[受付時間:午前9時~午後5時(土・日・祝日除く)]
音声ガイダンスにしたがって、ガイダンス番号「1」を選択してください。
【WEBでのお問い合わせ】
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