福島第一原子力発電所 3号機の現状2013年12月26日更新

トピックス

  原子炉建屋フロア上部ガレキ撤去後の建屋躯体の調査について

10月11日に大型ガレキの撤去を完了し、10月15日より除染作業を進めておりましたが、この進捗に伴い建屋躯体の調査が可能となりましたので、H25年12月中旬~H26年1月下旬まで状況調査を行います。
調査は、クローラクレーンからカメラを吊り下げ、原子炉オペレーティングフロア床および各階の機器ハッチ周辺を撮影する予定です。
調査結果により耐震性評価に影響を及ぼす新たな損傷が判明した場合は、耐震性の追加評価を実施してまいります。

■原子炉建屋上部のガレキ撤去の完了について[2013年10月29日掲載]
使用済燃料プール内の燃料や原子炉内の燃料デブリの取り出しに向けて、3号機原子炉建屋上部(オペレーティングフロア)のガレキ撤去工事を進めています。2013年10月11日にガレキ撤去作業を完了し、10月15日より、燃料取り出し用カバーおよび燃料取扱設備設置のための線量低減対策を開始しています。

ガレキを撤去することにより、ある程度放射線の線量は低くなりますが、それでも高線量であるため、無人重機を遠隔操作しながらオペレーティングフロアの除染を行い、遮蔽材を設置していきます。

【参考資料】
2013年10月16日 福島第一原子力発電所3号機原子炉建屋上部瓦礫撤去工事大型がれき撤去完了ならびに線量低減対策の実施について(PDF 364KB)

 

 

■遠隔操作式大型クレーン先端ジブマストの傾倒について[2013年10月18日掲載]
現在、使用済み燃料プール内の燃料や原子炉内の燃料デブリ取り出しに向けて、燃料取り出し用カバーを設置するために、原子炉建屋上部のガレキ撤去工事を進めていますが、9月5日(木)に、ガレキ撤去工事用の大型クレーンの先端ジブマストが傾倒し、作業を中断しました。当該600tクレーンを解体して原因調査を行い、損傷部品の取替えならびに再発防止対策を完了し、現在、作業を再開しています。

【参考資料】
2013年9月5日 福島第一原子力発電所3号機原子炉建屋上部ガレキ撤去工事大型クレーン先端ジブマスト傾倒の発生について(訂正版)(PDF 213KB)

 

 

■原子炉建屋5階中央部近傍からの湯気の発生について[2013年10月18日掲載]
現在、3号機では、燃料取り出し用カバーの設置に向けて、原子炉建屋上部のガレキ撤去工事を進めていますが、2013年7月18日以降、断続的に原子炉建屋上部で、湯気が漂っていることが確認されています。7月24日に赤外線サーモグラフィで測定したところ、原子炉建屋5階のオペレーションフロア上の高さ40mで30.7℃、高さ5mで34.3℃でした。気温・湿度などの気象条件によって、湯気が視認できているものと考えています。

また、プラントの状況、モニタリングポストの指示値等に異常は確認されていません。

※赤字の十字記載部が、湯気が発生していた箇所

【参考資料】
2013年7月24日 福島第一原子力発電所3号機 原子炉建屋上部 赤外線サーモグラフィ測定について(PDF 62.2KB)

 

 

■使用済燃料貯蔵プール養生、スキマサージタンクハッチ養生の更新について[2013年6月4日掲載]
2013年4月22日に設置しました使用済燃料貯蔵プール養生、ならびにスキマサージタンクハッチ(※)養生につきましては、その後のオペレーティングフロア上部のガレキ撤去進捗に伴い、ガレキ落下に対する信頼性向上を目的として、5月25日に使用済燃料貯蔵プール養生の範囲を拡大、およびスキマサージタンクハッチ養生を掛け替え・追設を行い更新いたしました。引き続き、オペレーティングフロア東側に残存する柱梁、鉄骨トラスガレキなどの撤去を進めます。詳しくは参考資料をご覧ください。(写真はこちら
※スキマサージタンクは使用済燃料プールからオーバーフローした水が入るタンク。ハッチはその蓋。

 

【参考資料】
2013年5月27日 福島第一原子力発電所 第3号機 原子炉建屋上部瓦礫撤去工事 使用済燃料貯蔵プール養生ならびにスキマサージタンクハッチ養生の更新について

 

 

■原子炉建屋上部ガレキ撤去中の無人重機からの油漏れについて[2013年6月4日掲載]
2013年5月18日、原子炉建屋上部において、ガレキ撤去作業中の、先端に油圧カッターを取り付けた無人重機から、油圧カッターを制御する油が漏えいしていることを確認したため、無人重機の使用を停止したところ、漏えいは停止しました。
漏れた油は原子炉建屋ガレキ撤去用の南側の構台上に約4m×約5mの範囲で広がっており、漏れた量は約20リットル程度と推定しております。漏れた油が広がっている場所は使用済燃料プールとは離れた場所であり、プールへの影響はございません。詳しくは参考資料をご覧ください。(写真はこちら

【参考資料】
2013年5月20日 福島第一原子力発電所3号機原子炉建屋上部ガレキ撤去中の無人重機からの油漏れについて

2013年5月18日 福島第一原子力発電所 3号機原子炉建屋上部ガレキ撤去中の無人重機からの油漏れについて(続報)【報道関係各位一斉メール】

2013年5月18日 福島第一原子力発電所 3号機原子炉建屋上部ガレキ撤去中の無人重機からの油漏れについて【報道関係各位一斉メール】

 

 

原子炉建屋上部がれき撤去工事 使用済燃料貯蔵プールの養生(第一段階)を設置しました。[2013年5月8日掲載]
2013年4月22日、使用済燃料貯蔵プールの養生(第一段階)を設置しました。
また、4月18日に確認されたスキマーサージタンク(※)のハッチカバーについても養生を設置しました。今後、使用済燃料貯蔵プール養生の設置(第二段階)に向け、干渉する鉄骨トラスがれきなどを撤去します。詳しくは参考資料をご覧ください。(写真はこちら
※使用済燃料プールからオーバーフローした水が入るタンク。

【参考資料】
2013年4月22日 福島第一原子力発電所3号機原子炉建屋上部瓦礫撤去工事

 

 

■原子炉建屋上部のがれき撤去工事時におけるスキマサージタンクハッチの状況について[2013年5月8日掲載]
2013年4月18日、原子炉建屋上部のがれき撤去作業を行っていたところ、吊り上げたがれきの下部に空洞らしきものが確認されたため、少し浮いた状態から直後に元に戻しました。当該部はスキマサージタンクハッチ(※)であることが判明しております。
主要なパラメータに有意な変動は見られておりません。また、使用済燃料プールへのがれきの落下はないため、使用済燃料プール自体への影響はないと考えております。詳しくは参考資料をご覧ください。(写真はこちら
※スキマサージタンクは使用済燃料プールからオーバーフローした水が入るタンク。ハッチはその蓋。

【参考資料】
2013年4月19日 福島第一原子力発電所3号機原子炉建屋上部瓦礫撤去工事

 

 

■使用済燃料プール代替冷却設備の停止について[2013年5月8日掲載]
2013年4月5日 14:27頃、電源関係の動力盤故障警報が発生し、使用済燃料プール代替冷却設備が停止しました。
原因は、使用済燃料プール循環冷却設備の動力盤が設置されているコンテナハウス内で、小動物の侵入対策として動力盤下部の開口部を金網で塞ぐ作業を行っていたところ、使用した針金が端子に接触して、端子と接地線がつながり地絡が発生、動力盤上流の分電盤の遮断器が動作したために「動力盤故障」となったことで、設備が停止したと考えております。
温度上昇率の評価(プール水の温度が保安規定上の上限値65℃に達するには約2週間と予測)を行い、モニタリングポストによる空気中の放射線の値に変動がないこと、システムの停止状態と影響を受けた電源設備の絶縁抵抗測定に異常がないことを確認し、16:55に使用済燃料プール代替冷却設備二次系を、17:20に一次系を起動して運転を再開しました。
再発防止対策として、管理面、人的な対策を行うとともに、設備面でも「福島第一信頼度向上緊急対策本部」の検討結果を踏まえ必要に応じて追加対策を実施します。詳しくは参考資料をご覧ください。(写真はこちら 4月5日4月15日

コンテナハウス内動力盤下部(左)、針金先端部焦げ痕(中)、端子部焦げ痕(右)

【参考資料】
2013年4月15日 福島第一原子力発電所3号機使用済燃料プール循環冷却設備停止の原因分析および対策について
2013年4月5日 福島第一原子力発電所3号機使用済燃料プール代替冷却システムの停止について

 

 

所内電源系の停止事故(使用済燃料プール代替冷却設備、原子炉格納容器ガス管理システムA系停止)について[2013年4月24日掲載]
2013年3月18日18:57頃、プロセス建屋常用高圧電源盤、仮設3/4号高圧電源盤(A)、所内共通高圧電源盤4Aが停電し、使用済燃料プール代替冷却設備(一・二次系)、および原子炉格納容器ガス管理システムA系が停止しましたが、それぞれ3月19日22:43に復旧、3月19日17:00にインサービス(復旧)しました。なお、原子炉格納容器ガス管理システムB系は停電の影響を受けておらず、ガス管理の機能は確保されておりました。

【信頼性向上対策】
使用済燃料プール代替冷却設備については仮設設備である「仮設3/4号高圧電源盤(A)」から本設設備である「所内共通高圧電源盤4A」および「プロセス建屋常用高圧電源盤」に受電元を変更するとともに、ケーブルに余長を持たせることで高圧電源盤故障時に、近傍の「所内共通高圧電源盤4B」及び「プロセス建屋後備高圧電源盤」へのケーブル接続が可能となる処置を行いました。また、ケーブルによる電源切替の時間を短縮する検討を行います。
小動物対策では、停電による影響が大きい高圧電源盤についてはケーブル貫通箇所の開部などに閉止等の対策を実施いたします。
なお、共用プール冷却設備は、電源設備を新設して2重化を図る工事を2013年9月末時点で完了する予定でしたが、前倒しで検討を行います。
事故の状況や対策など、詳細は参考資料をご覧下さい。(写真はこちら 3月20日3月22日3月25日

【参考資料】
2013年4月17日 社長会見配布資料(「福島第一信頼度向上緊急対策本部」電気設備対策チーム活動状況)
2013年3月28日 福島第一原子力発電所1~4号機所内電源系の停止事故について【概要】
2013年3月28日 福島県の申し入れに対する回答
2013年3月28日 福島第一原子力発電所1~4号機所内電源系の停電事故について
2013年3月25日 福島第一原子力発電所における電源設備の停止に関する調査状況
2013年3月22日 仮設3/4号高圧電源盤(A)他の電源停止事象について
2013年3月20日 福島第一原子力発電所における電源設備の不具合調査状況について(3/20 16:30時点)
2013年3月20日 福島第一原子力発電所における電源設備の不具合に関する時系列(通報連絡、メール実績)
2013年3月20日 福島第一原子力発電所における電源設備の不具合について(3/20 10:00時点)
2013年3月19日 福島第一原子力発電所における電源設備の不具合について(3/19 16:30時点)
2013年3月19日 福島第一原子力発電所における電源設備の不具合について

 

 

使用済燃料プール塩分除去作業が完了しました[2013年4月24日掲載]
使用済燃料プールの塩分除去のつきましては、2012年1月14日より事前準備としてCs吸着塔による線量低減を実施し、4月11日より逆浸透膜装置(RO装置)にて塩分除去を開始しました。7月12日よりよりイオン交換装置にて塩分除去を実施しましたが、線量が比較的高いことから、9月22日よりモバイル逆浸透膜装置(RO装置)により浄化を継続しておりました。
2013年3月18日、塩素濃度が5ppm程度(保安規定制限値:100ppm)と十分低い濃度に達したことから、使用済燃料プール塩分除去の作業を完了といたしました。今後、定期的にサンプリングおよびヒドラジン注入を実施し、必要に応じてイオン交換装置等を利用して水質を維持してまいります。詳しくは参考資料をご覧ください。

【参考資料】
2013年3月18日 福島第一原子力発電所3号機使用済燃料プール塩分除去作業の完了

 

 

廃棄物地下貯蔵建屋への水流入部止水工事が完了しました[2013年3月24日掲載]
2012年6月25日にお知らせいたしました廃棄物地下貯蔵建屋への水流入部の止水工事が2013年3月1日に完了いたしました。工事は切断可能な配管を切断した上で、配管貫通部に防水処理を施す方法で工事を行いました。本工事により、1日あたり約31mの地下水が止水できると考えております。詳しくは参考資料をご覧ください。(写真はこちら) 

 【参考資料】
 2013年3月4日 福島第一原子力発電所3号機廃棄物地下貯蔵建屋への水流入部止水工事完了について

 

 

■使用済燃料プール内の水中カメラによる調査結果(2月14~16、18日実施分)[2013年3月24日掲載]
使用済燃料貯蔵プールにつきまして、2013年2月14~16、18日に、水中カメラを用いて内部の確認を行いました。その結果、
 ・2月6日に発生した燃料交換機マストの落下等による、燃料貯蔵ラックやライナ等への影響は確認されておりません。
 ・燃料交換機下の燃料ラックに変形は確認されておりません。
 ・使用済燃料プール内のガレキの分布状況等について、概ね把握することができました。
調査結果は、今後実施を予定しているプール内部がれき撤去の計画・立案に用いたいと考えております。撮影箇所など詳しくは参考資料をご覧ください。(写真、動画はこちら) 

 【参考資料】
 2013年2月21日 福島第一原子力発電所3号機使用済燃料プール内の水中カメラによる調査結果(2月14・15・16・18日実施分)

 

 

原子炉建屋上部がれき撤去工事 -鉄骨トラスがれきの撤去、および燃料交換機マストの水没について-[2013年2月23日掲載]
原子炉建屋上部にて作業を進めております、がれきの撤去工事につきまして「鉄骨トラスがれきの撤去」、および「燃料交換機マストの水没」に関するお知らせを2013年2月4日~2月13日に行っております。
なお、鉄骨トラスがれきの撤去後は、使用済燃料貯蔵プールに養生を設置し、オペレーティングフロア上部のがれき撤去を本格的に実施します。

 【参考資料】
 2013年2月4日 福島第一原子力発電所 3号機原子炉建屋上部瓦礫撤去工事

【鉄骨トラスがれきの撤去について】
2月6日、使用済燃料貯蔵プール上部にあった鉄骨トラスがれきの撤去作業を実施し、お知らせいたしました。(写真はこちら

 【参考資料】
 2013年2月6日 福島第一原子力発電所 3号機原子炉建屋上部瓦礫撤去工事鉄骨トラスがれきの撤去について

【燃料交換機マストの水没について】
2月6日に実施した鉄骨トラスがれきの撤去作業前に存在していた燃料交換機マスト(※)が、使用済燃料プール内に水没した可能性がある事を2月8日にお知らせいたしました。鉄骨がれき等がプール内に落下した場合に確認する下記5項目については、有意な変化は確認されておりません。
 (1)スキマーサージタンク水位の異常な低下
 (2)原子炉建屋5階オペレーティングフロア雰囲気線量の異常な上昇
 (3)使用済燃料プール水面の異常(水面の急激な低下、気泡の発生、変色等)
 (4)モニタリングポスト(可搬型を含む)の有意な上昇
 (5)使用済燃料プール水の放射能濃度の有意な上昇
2月13日、使用済燃料プール内を水中カメラで調査したところ、燃料交換機マストが燃料ラック上に横たわっており、使用済燃料貯蔵ラックおよびライナには直接接触しておらず、不安定な状態ではない事を確認しました。詳しくは参考資料をご覧ください。(写真、動画はこちら 2月8日2月13日
 ※燃料交換機マスト:燃料集合体を移動する際に使用する掴み具を昇降するための伸縮性のポール(長さ:約5~23m、重さ:約1.5トン)

 【参考資料】
 2013年2月13日 福島第一原子力発電所 3号機原子炉建屋上部瓦礫撤去工事における水中カメラによる使用済燃料プール内の調査について
 2013年2月8日 福島第一原子力発電所3号機原子炉建屋上部瓦礫撤去工事における燃料交換機マストと思われる瓦礫の水没の可能性について(その2)
 2013年2月8日 福島第一原子力発電所 3号機原子炉建屋上部瓦礫撤去工事における燃料交換機マストと思われる瓦礫の水没の可能性について

 

 

■増設廃棄物地下貯蔵建屋内で確認された溜まり水の止水工事が完了しました[2013年1月17日掲載]

2012年7月12日、増設廃棄物地下貯蔵建屋において溜まり水がに確認されたことを、7月13日にお知らせしました。その後、12月12日から14日に止水工事を実施し、2013年1月8日に水の流入、水位上昇がないことを確認したことから、1月9日、工事完了と判断しました。詳しくは参考資料をご覧ください。

 【参考資料(プレスリリース)】
 2013年1月10日 東北地方太平洋沖地震による当社原子力発電所への影響について【午後4時現在】(プレスリリース)

 

 

■使用済燃料貯蔵プール内に水没した鉄骨がれきを撤去しました[2013年1月17日掲載]

原子炉建屋上部のがれき撤去作業を行う中で、使用済燃料プールの脇にあった鉄骨がれきがプール内に滑り落ちたことを2012年9月22日にお知らせいたしました。
その後、撤去に向けた対策として
・実物大モックアップ試験とクレーンオペレーターの習熟度向上訓練
・ライナ養生材による使用済燃料プールライナの保護
・使用燃料貯蔵プール水浄化装置による視認距離の向上
を行ってまいりましたが、12月20日に当該の鉄骨がれき撤去作業を実施し完了いたしました。
今後、オペレーティングフロア上部のがれき撤去作業を実施いたします。詳しくは参考資料をご覧ください。(写真、動画はこちら

 【関連トピック】
 2012年11月9日 使用済燃料貯蔵プールの視認性確認結果と、プールのライナ養生実施に関するお知らせ
 2012年9月25日、26日 使用済燃料プール内の水中カメラによる調査状況
 2012年9月22日 使用済燃料プールへ鉄骨が滑り落ちた件について
 2012年9月13日 原子炉建屋上部ガレキ撤去に向けた使用済燃料プール内部調査を行いました

 【参考資料】
 2012年12月20日 福島第一原子力発電所3号機原子炉建屋上部瓦礫撤去工事 水没した鉄骨がれきの撤去に関して
 2012年12月19日 福島第一原子力発電所3号機原子炉建屋上部瓦礫撤去工事 水没した鉄骨がれき撤去について

 

 

■タービン建屋内の漏えい事象について[2012年12月20日掲載]

2012年12月11日、タービン建屋1階西側通路に水溜まり(約15m3(面積約750m2×深さ約0.02m))があることを発見し、お知らせいたしました。タービン建屋外への漏えいはございません。
溜まり水は、1号機ポリエチレン管化工事の耐圧準備で使用した耐圧ホース付近から漏えいしていることから、ろ過水であると推定しております。
耐圧準備の作業は1号機側でろ過水が流れてこないことから中断し、漏えい停止を確認しました。詳しくは参考資料をご覧ください。(写真はこちら

【参考資料】
 2012年12月12日 福島第一原子力発電所3号機タービン建屋内の漏えい発生状況について
 2012年12月11日 福島第一原子力発電所3号機タービン建屋内の漏洩事象について

  

 

■3-4号機滞留水移送ラインの信頼性向上工事が完了しました[2012年12月20日掲載]

3号機-4号機の滞留水移送ラインを耐圧ホースからポリエチレン管に変更し、信頼性を向上したことについて2012年12月6日にお知らせいたしました。詳しくは参考資料をご覧ください。

 【参考資料】
 2012年12月6日 福島第一原子力発電所3-4号機滞留水移送ラインの信頼性向上工事完了について

 

 

■コントロール建屋止水工事が完了しました[2012年12月20日掲載]

3号機起動用変圧器ダクトからコントロール建屋への地下水流入が2011年8月4日に確認されましたが、この止水工事が完了(工事期間:2012年7月16日~12月4日)し、水漏れの停止を確認したことを12月5日にお知らせいたしました。本工事完了により、3、4号機タービン建屋滞留水が1日あたり約25m3減少すると考えております。詳しくは参考資料をご覧ください。(写真はこちら

 

 【参考資料】
 2012年12月5日 福島第一原子力発電所3号機 コントロール建屋止水工事完了について

 

   

■原子炉格納容器(PCV)ガス管理システムダクトの状況確認結果について[2012年12月4日掲載]

2012年11月27日、PCVガス管理設備のダクト損傷事例を受け、ロボットによる原子炉建屋内のダクト状況確認を行いました。確認の結果、ダクトには著しい損傷や破損は見受けられませんでした。また、2011年11月14日の調査では、1階北東エリアにある機器ハッチ前のレールの雰囲気線量を測定しており、今回も同地点で測定を行いました。センサーの向きや距離から単純には比較できませんが、傾向としては前回よりも高い数値が測定されております。雰囲気線量率測定結果など詳しくは参考資料をご覧ください。(写真・動画はこちら

 

原子炉建屋1階 北東エリア

 【参考資料】
 2012年11月28日 福島第一原子力発電所3号機原子炉格納容器(PCV)ガス管理システムダクトの状況確認結果について 

 
 

■使用済燃料プール塩分除去装置(モバイルRO)の停止および塩酸漏えいに係る調査結果について[2012年12月4日掲載]

使用済み燃料プールの塩分除去装置(モバイルRO装置)下部の排水受け皿(ドレンパン)に、漏れた25%塩酸タンクの塩酸が溜まっていた事を2012年10月24日にお知らせいたしました。この原因と対策について、11月27日にとりまとめてお知らせしております。
原因は漏えい事象発生前にあったバッファタンクの水位上昇と、その対策として使用した25%塩酸に対して耐性のない部品が使われていたためと考えております。
【バッファタンクの水位上昇】
ドレンパン上部にあるバッファタンクのレベルスイッチ(水位で上下するフロートによって動作する、水位を検出して制御するためのセンサ)部にスケール(水に溶解しているカルシウムが、炭酸カルシウムとして析出したもの)が付着することによって、フロートが固着してレベルスイッチが動作せず、水位が上昇して異常警報が発生しました。
対策として、バッファタンク等のレベルスイッチを酸洗浄してスケールを除去し、スムーズに動作することを確認しました。また、スケール発生を抑制するために塩酸注入運転をすることとしました。

【塩酸の漏えい】
塩酸注入運転を行うための塩酸タンクドレン弁につなげていたホースが外れており、ここから塩酸が漏えいしたと考えております。また、弁とホースを接続していた部材(ニップル)が見あたりませんでした。
当該ニップル(ポリアミド樹脂製)の塩酸への耐性試験を実施したところ、16時間後に完全溶解したため、25%塩酸に耐性のない部品が使用されていたことが漏えいの直接の原因と考えております。
対策として、ニップルの材料を耐酸性で使用実績があるポリ塩化ビニル製へ変更しております。
また、実液での運転実績や仕様を確認し、当該部品以外に問題となる部位がないことを確認しております。
詳しくは参考資料をご覧ください。(写真はこちら

【参考資料】
 2012年11月27日 福島第一原子力発電所3号機使用済燃料プール塩分除去装置(モバイルRO)の停止および塩酸漏えいに係る調査結果について

 
 

■原子炉注水量の増加について[2012年12月4日掲載]
原子炉注水量が2012年11月26日午前11時のデータで、5.8m3/h(午前10時時点)から7.0m3/hに上昇していることを確認しました。
任意の24時間あたりの流量の上昇が1.0m3/hを超えており、保安規定第138条の「運転上の制限」(LCO)を逸脱していると判断したため、流量を当初設定値6.0m3/hに戻しました。午後9時までの間に原子炉注水量および関連パラメータに有意な変化は見られないことから「運転上の制限」を満足する状態に復帰したと判断いたしました。
注水流量が上昇した原因は、炉注水流量計の取替のため、炉注水流量調整弁付近で保温材の取り外し作業を実施した際に、作業員が意図せずに流量調整弁のハンドルに触れたことで、注水流量が増加したものと考えております。詳しくはプレスリリース、参考資料をご覧ください。(写真はこちら

3号機流量調整ヘッダ(保温材取外し前:平成24年2月撮影)

 【プレスリリース】
 2012年11月27日 福島第一原子力発電所3号機における原子炉注水量の増加について(続報)
 2012年11月26日 福島第一原子力発電所3号機における原子炉注水量の増加について
 【参考資料】
 2012年11月27日 福島第一原子力発電所3号機における原子炉注水量の増加について 

 

燃料取り出し用カバーの設計進捗についてお知らせしました[2012年11月20日掲載]

ガレキ撤去作業の完了(2013年3月目標)後に、燃料取り出し用カバーの設置工事を開始する予定となっております。

構造強度の検討では建築基準法で定められる地震力の1.5倍にも耐えられるように設計しております。また、耐震性の検討では、基準地震動Ss(※)に対して使用済燃料プールや使用済燃料ラックに影響を及ぼさない事を確認しました。
※発電用原子炉施設に関する耐震設計審査指針で規定される、施設の耐震設計において基準とする地震動(地震の揺れ)

第3号機
燃料取り出し用カバー構築イメージ(北西側
(本図は、概要を示すイメージであり、実際の構造物と異なる場合があります。)

 

【参考資料】
2012年11月14日 「福島第一原子力発電所第1~4号機に対する「中期的安全確保の考え方」に基づく施設運営計画に係る報告書」の変更内容について(PDF 301KB)

 

使用済燃料貯蔵プールの視認性確認結果と、プールのライナ養生実施に関するお知らせ[2012年11月20日掲載]
使用済燃料貯蔵プール視認性向上の試みとして、2012年11月6日より冷却ポンプを停止して視認性を確認した結果、作業上の視認距離は約2.5m(※1)からほとんど変化がなかったことを11月9日にお知らせいたしました。
今後、9月22日に滑り落ちて水没した鉄骨がれきの撤去にあたりライナ(※2)養生を実施致します。撤去作業は視認性の確認結果も踏まえてモックアップ試験等を行い、準備が整い次第実施する予定です。詳しくは参考資料をご覧ください。
 ※1.目視で作業が可能と判断した距離。
 ※2.使用済燃料プールの水密性確保を目的とした、鉄筋コンクリートの内側に設置されたステンレス製のライナ。(下図参照)

 

【参考資料】
 2012年11月9日 福島第一原子力発電所3号機原子炉建屋上部瓦礫撤去工事 -水没した鉄骨がれき撤去について-

 
 

使用済燃料プール塩分除去装置(モバイルRO)からの塩酸漏えいについて[2012年11月1日掲載]
2012年10月24日、運転停止中だった使用済み燃料プールの塩分除去装置(モバイルRO装置)下部の排水受け皿(ドレンパン)に黄色を帯びた液体が溜まっていることが確認されました。(確認時にはすでに継続的な漏えいは停止しておりました。)
漏えいはドレンパン内に留まっており、外部への流出はございません。漏れた液体を分析した結果、25%塩酸タンクの塩酸が漏れたもので、漏えい量は約75リットルと評価しております。なお、本件によるけが人等は発生しておりません。原因については現在調査中です。詳しくは参考資料をご覧ください。(写真はこちら

【参考資料】
 2012年10月24日 福島第一原子力発電所3号機 使用済燃料プール塩分除去装置(モバイルRO)からの塩酸漏えいについて

 

 

使用済燃料プールの内部調査と、燃料交換機の状況の推定[2012年11月1日掲載]
2012年10月11・12日に、使用済燃料プール内を水中カメラで調査いたしました。プール内には燃料交換機の一部が落下しており、どの辺りに落ちているかを確認することが調査目的のひとつでした。今回の調査では、燃料交換機の電動機、エンドトラックが見られております。引き上げについては今後も詳細な調査を実施し、対応を具体化していきたいと考えております。詳しくは参考資料をご覧ください。(動画・写真はこちら

【参考資料】
 2012年10月15日 福島第一原子力発電所3号機使用済燃料プール内の水中カメラによる調査状況(10月11・12日実施分)
 2012年10月15日 福島第一原子力発電所3号機使用済燃料プールの内部調査(10月11・12日実施)による燃料交換機の状況の推定

 
 

タービン建屋滞留水移送配管の漏えい事象について[2012年11月1日掲載]
2012年10月15日、タービン建屋1階で水の漏えいが確認されましたため、3号機タービン建屋地下から集中廃棄物処理施設(雑固体廃棄物減容処理建屋[高温焼却炉建屋])へ溜まり水を移送しているポンプを停止したところ、水の漏えいが停止たことを確認しました。なお、漏えいした水の屋外への流出はございません。漏えい箇所は3号機タービン建屋地下から集中廃棄物処理施設への溜まり水移送ラインであり、漏えいした水はタービン建屋の溜まり水と判断しております。漏えいした水の量、核種分析を行った結果などは参考資料をご覧ください。(写真はこちら

 【参考資料】
 2012年10月15日 福島第一原子力発電所3号機タービン建屋滞留水移送配管の漏えい事象について

 
 

■使用済燃料プール内の水中カメラによる調査状況[2012年10月4日掲載]
原子炉建屋上部のガレキの撤去作業を行う中で、鉄骨が使用済燃料プール内に滑り落ちたことについて2012年9月22日にお知らせしましたが、9月24日~26日に水中カメラにて内部調査を行いました。その結果、落下した鉄骨と推定される鉄骨を確認いたしましたが、燃料と干渉する場所ではありませんでした。詳しくは参考資料をご覧ください。(写真、動画はこちら 9月25日9月26日

なお、本事象に係る原子力規制委員会への報告については、10月3日のプレスリリースにてお知らせしました。

 【参考資料】
 2012年9月26日 福島第一原子力発電所3号機使用済燃料プール内の水中カメラによる調査状況(9月26日実施分)
 2012年9月25日 福島第一原子力発電所3号機使用済燃料プール内の水中カメラによる調査状況

  

 
■使用済燃料プールへ鉄骨が滑り落ちた件について[2012年9月26日掲載]
2012年9月22日、原子炉建屋上部のガレキの撤去作業を行う中で、使用済燃料プールの脇にあった鉄骨(約300mm×約200mm×約7m、約470kg)をクレーンの油圧フォークでつかもうとしたところ、鉄骨が使用済燃料プール内に滑り落ちました。このことによる影響調査の概要は以下のとおりです。
 ・使用済燃料プール代替冷却システムの運転状態に異常がないことを確認しております。
 ・スキマサージタンクの水位に有意な変動がないことから、使用済燃料プールの水位に問題がないことを確認しております。
 ・発電所内のモニタリングポストの値および使用済燃料プール周辺の雰囲気線量率に有意な変動は確認されておりません。
 ・使用済燃料プール水の放射能濃度を分析しましたが、至近の分析結果(9月21日採取)と有意な差は確認されておりません。
 ・本事象による作業員の負傷はありません。
 ・水中撮影で見た範囲では、燃料ラックの著しい損傷は認められておりません。
詳しくは参考資料をご覧ください。またTEPCOダイレクトでも本件について9月22日の発生からの状況をお知らせしています。(写真、動画はこちら

 

瓦礫撤去作業開始前の状況()、現在の状況()

 【参考資料】
 2012年9月24日 福島第一原子力発電所3号機原子炉建屋瓦礫撤去作業の状況について
 2012年9月24日 福島第一原子力発電所3号機原子炉建屋 使用済燃料プール内への鉄骨滑落事象
 2012年9月24日 福島第一原子力発電所3号機使用済燃料プール内への鉄骨滑落事象に関する周辺環境等への影響確認結果



■原子炉建屋上部ガレキ撤去に向けた使用済燃料プール内部調査を行いました[2012年9月21日掲載]
2012年9月13日、原子炉建屋屋上部のガレキ撤去作業に向けて、クローラクレーンを使って使用済燃料プール内に水中カメラを吊り下ろして調査を実施しました。これは使用済燃料プールの中に一部浸水している鉄骨部材の先端部の状況を確認するためです。調査の結果、プール内の鉄骨部材はガレキ撤去作業に支障がないことを確認できました。今後、ガレキ撤去後に再び水中ビデオ点検(9月末)を予定しております。詳しくは参考資料をご覧ください。(写真、動画はこちら

使用済燃料プールガレキ(写真左は水中、写真中央は水面)、使用済燃料プール全体(右)

 【参考資料】
 2012年9月13日 福島第一原子力発電所3号機原子炉建屋上部ガレキ撤去に向けた使用済燃料プール内部調査について

 
 

■原子炉格納容器ガス管理システムのダクト修理作業について[2012年9月21日掲載]
2012年6月19日に原子炉格納容器ガス管理システムの配管(ダクト)に8箇所の傷が見つかり、応急処置としてテープで補修したことを公表いたしましたが、このたび、部品手配等の準備が整ったことから9月11日より当該配管(ダクト)の取替工事を開始いたしました。損傷の原因など詳しくは参考資料をご覧ください。(写真はこちら(6月19日9月10日))

 【参考資料】
 2012年9月10日 福島第一原子力発電所3号機原子炉格納容器ガス管理システムのダクト修理作業について
 2012年6月19日 福島第一原子力発電所3号機原子炉格納容器ガス管理システムのダクト損傷について

 
 

■増設廃棄物地下貯蔵建屋で溜まり水が確認されました[2012年8月2日掲載]

2012年7月13日、増設廃棄物地下貯蔵建屋において水深約1.35m (約155m3)の溜まり水が確認されたことをお知らせしました。溜まり水に含まれるγ(ガンマ)核種濃度を分析した結果、周りの地下水、雨水と同程度であるため、地上からの雨水が流入したものと推定しております。詳しくは参考資料をご覧ください。(状況写真はこちら

<上面図>

<断面図>

 【参考資料】

 2012年7月13日 福島第一原子力発電所3号機 増設廃棄物地下貯蔵建屋において確認された溜まり水について

 
 

■ロボットによるトーラス室内の現状調査を実施しました[2012年7月13日掲載]

2012年7月11日、格納容器および原子炉建屋からタービン建屋への漏水箇所の調査・止水対策計画のため、トーラス室内の現状をロボットにより調査しました。線量率は2号機に比べ平均的に高い傾向でしたが、大きな損傷は見られませんでした。
なお、ロボットの有線通信が遮断したため途中で調査を中止しましたが、目視確認及び線量率測定についてはほぼ計画通り実施いたしました。ただしロボットおよび音響装置は回収できておりません。線量率など調査結果の詳細は参考資料をご覧ください。(写真、動画はこちら

 【参考資料】

 2012年7月12日 福島第一原子力発電所3号機原子炉建屋地下階トーラス室内調査の結果について

 2012年7月10日 福島第一原子力発電所3号機原子炉建屋地下階トーラス室内調査の計画について

 
 

■オペレーティングフロア周辺の調査を実施しました

2012年7月11日、原子炉建屋オペレーティングフロア周辺の調査を実施しました。クレーンから吊り下げたカメラを遠隔操作して調査しております。この調査を、今後のガレキ撤去計画の立案に活かしてまいります。詳細は参考資料をご覧ください。(写真はこちら(7/11)、動画はこちら(7/13))


 【参考資料】

 2012年7月11日 福島第一原子力発電所3号機における原子炉建屋オペレーティングフロア周辺の状況調査結果

 2012年7月10日 福島第一原子力発電所3号機における原子炉建屋オペレーティングフロア周辺の状況調査概要

 
 

■ロボットによる原子炉建屋の調査結果について(「建屋内の遠隔除染技術の開発」)

2012年7月5日、「建屋内の遠隔除染技術の開発」の一環で、建屋内の汚染状況を調査し、装置開発に資するデータを取得するため、原子炉建屋1階で6月におこなったガンマカメラによる線源/線量の調査結果、および6、7月におこなった作業員による汚染状況の調査についてお知らせしました。詳しい調査結果は参考資料をご覧ください。(写真はこちら

線量率分布についての調査結果について
 ・各エリアで大きく差異があり、概ね20~100mSv/h。
 ・床面5cmの方が床面150cmより線量指示値が高い場所が全体の約50%存在。
推定要因
 ・水素爆発により散った瓦礫・粉塵の除去が進んでおらず、床面に線源が散在していることが要因と推定しております。


 【参考資料】

 2012年7月5日 「建屋内の遠隔除染技術の開発」ロボットによる2号機および3号機原子炉建屋調査結果について

 
 

■廃棄物地下貯蔵建屋への水流入部止水工事に着手いたします[2012年6月29日掲載]

2012年6月25日、廃棄物地下貯蔵建屋への水流入部の止水工事を着手することについてお知らせしました。工事は6月26日より7月中旬までを予定しております。(水流入箇所の写真はこちら

 【参考資料】

 2012年6月25日 福島第一原子力発電所3号機 廃棄物地下貯蔵建屋への水流入部止水工事について

 
 

■トーラス室、階段室の水位測定を実施しました[2012年6月15日掲載]

2012年6月6日、トーラス室、階段室の水位測定を行いました。測定結果は参考資料をご覧下さい。なお、大きな変形、配管類の損傷は見られませんでした。(写真はこちら

 

階段室(北西)(左)と、トーラス室キャットウォーク(右)

 【参考資料】

  2012年6月7日 福島第一原子力発電所 2、3号機トーラス室の水位測定結果

 
 

■原子炉建屋1階 TIP室内の環境調査を実施しました[2012年5月25日掲載]

2012年5月23日、原子炉建屋1階 TIP室内の12測定点の空間線量率、内部の状況確認を目的とした環境調査をいたしました。 吹き飛んだTIP室扉が障害となりロボットは奥へ進入できませんでしたが、人が目視でTIP室内部入口付近を確認したところ、目の届く範囲でTIP案内管を含め機器に目立った損傷は確認されませんでした。(写真、動画、資料はこちら

  
  ・赤線はロボットルート。青斜線はロボット調査予定範囲。

  
  ・数字は線量率の測定点(測定結果はこちらの資料をご覧下さい)

  
  ・吹き飛んだTIP室扉

 
 

■原子炉格納容器機器ハッチの調査を実施しました

2012年4月19日、原子炉格納容器機器ハッチの調査をいたしました。水の漏えいと推定される床面が一部見受けられましたので、引き続き調査を続けてまいります。詳細は参考資料をご覧下さい。(写真、動画はこちら(4/19公表4/20公表))

 【参考資料】

 2012年4月19日 福島第一原子力発電所3号機原子炉格納容器機器ハッチの調査について

 
 

■使用済燃料プールのガレキ撤去へ向けた内部調査を実施しました

2012年4月13日、使用済燃料プールのガレキ撤去へ向けた内部調査をいたしました。詳細は参考資料をご覧下さい。(写真、動画はこちら(4/13公表4/16公表))

 【参考資料】

 2012年4月13日 福島第一原子力発電所3号機使用済燃料プールのガレキ撤去へ向けた内部調査について

 
 

■3号機の概況

原子炉および原子炉格納容器、使用済燃料プールへの注水を行っており、安定した状態を続けております。