2019年2月28日
東京電力ホールディングス株式会社

 当社柏崎刈羽原子力発電所は、2018年8月30日に発生した1号機の非常用ディーゼル発電機の出力低下および、2018年9月6日に確認された過給機の軸固着に関して調査を行ってまいりました。

2019年1月31日までにお知らせ済み)

 非常用ディーゼル発電機の出力低下ならびに、過給機の軸固着に関する原因調査結果と再発防止対策について取りまとめましたので、お知らせいたします。

 過給機軸固着の起因である「タービンブレード付け根部の疲労破損」に関するこれまでの調査の結果、「タービンブレードのレーシングワイヤ孔の高さ逸脱」および「変形したタービンブレードの再利用」が確認されました。

 これらが組み合わさったことにより、タービンブレード付け根部に応力が集中し、疲労限度を超えたため同部位を起点として、き裂・損傷に至ったものと推定いたしました。

 当該過給機については、タービンブレードおよびロータを新製して復旧いたします。また、今後の対策として、レーシングワイヤ孔加工時の検査にて、孔の高さが設計要求値以内であることを作業要領書に定め確認すること、タービンブレード付け根部の経時的な変化を考慮し、一度取り外したタービンブレードは再利用しないことといたします。

 なお、過去にタービンブレードを取り外し、再度取り付けた実績のある過給機については、点検を実施し本事象と同様の事象が発生する可能性を評価した上で、必要に応じタービンブレード等の交換を実施いたします。

 当社は、この度取りまとめた再発防止対策を徹底するとともに継続的な改善に取り組み、発電所の安全性向上に努めてまいります。

以 上

【添付資料】

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