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家電王中村 剛監修

洗濯乾燥機の省エネ術

洗濯乾燥機の省エネのポイントは「まとめ洗い&まとめ乾燥」で、無駄な稼働を減らすこと。効率よく洗濯して、家事の手間と消費エネルギーを大きくカットしましょう。

省エネ術
1

まとめ洗い&まとめ乾燥の
省エネインパクトは大

まとめ洗い&まとめ乾燥で省エネ

実践する時のポイント

  • ・洗濯物をまとめ洗いして、洗濯機の稼働回数を減らす
  • ・ただし、洗濯物を詰め込み過ぎると効率が落ちるので定格容量(洗濯・乾燥)を守る

洗濯機の省エネの最大のポイントは「まとめ洗い」。洗濯機を稼働させると、その度に電力と水を消費し、手間もかかります。洗濯物が少量の場合はまとめて、できるだけ洗濯回数を少なくしたほうが省エネにつながります。ただし、洗濯容量を超えるほどギュウギュウに詰め込みすぎるのはNG。脱水時に偏りが発生し、洗濯時間が長くなってしまうなど、結果的に効率が落ちてしまいます。

なお、定格容量(洗濯:6kg)に対し「4割の洗濯物を入れ、何度も洗濯機を稼働させた場合」と、「8割を入れて洗う回数を半分に減らした場合」とでは、後者のほうが年間の電気料金が約180円おトクに。さらに年間の水道料金が約4360円おトクになり、トータルの光熱費を大きく下げられます(※1)。

また、乾燥も同様に「まとめ乾燥」で稼働回数を減らすことがポイント。
「定格容量(乾燥:5kg)の4割を入れて毎日乾燥した場合」と、「8割を入れて2日に1回使用した場合」を比較すると、後者のほうが年間の電気料金を約1300円節約できます(※1)。

CHECK!

放置した洗濯物の「菌の繁殖」
を防ぐには?

洗濯物を洗濯槽に放置しておくと、菌が繁殖してしまうことも。そのため、しばらく洗わない洗濯物は通気性の良いカゴなどに入れておくのがオススメです。また、しばらく洗わない場合、衣類の汚れにかけておくことで洗浄・除菌ができる「洗濯用プレ洗剤」もあります。これらもうまく活用するといいでしょう。

省エネ術
2

時間に余裕があるときは
なるべく「自然乾燥」で

自然乾燥+乾燥機能 自然乾燥を併用して乾燥機能の稼働時間を減らそう

実践する時のポイント

  • ・自然乾燥を併用し、乾燥機の稼働時間を減らす
  • ・乾燥機をよく使う場合は、ドラム式がオススメ

洗濯乾燥機は、洗濯よりも乾燥のほうが多くの電力を消費します。そのため、特に急いで乾燥する必要がない時などは、なるべく自然乾燥を併用して乾燥機の稼働時間を減らすといいでしょう。

「自然乾燥8時間ののち、未乾燥のものだけを補助的に乾燥機で乾かした場合」と「乾燥機のみで乾燥させた場合(2日に1回使用)」を比較すると、前者のほうが年間の電気料金を約1万2230円も節約できます(※1)。

ちなみに、乾燥にかかる電気料金と水道料金は縦型洗濯機とドラム式の場合で大きく変わり、ドラム式のほうが経済的です。そのため、普段は天日干しで、補助的に年に数回だけ乾燥機を使うという家庭の場合は縦型でも十分ですが、逆に乾燥機をメインに使う場合はドラム式のほうが適しています。

CHECK!

お風呂の残り湯は
洗濯に使わないほうがいい?

お風呂の残り湯を使うと、お湯の汚れが洗濯物に付着し、洗濯時間が余計にかかってしまうこともあります。また、洗剤の洗浄力がお湯の汚れをきれいにするために使われてしまい、効率が落ちてしまいます。そのため、災害時などを除き、残り湯を洗濯に使うことはあまりオススメできません。

省エネな選び方って?

洗濯乾燥機選びの
ポイントをチェック!

ちなみに、洗濯機の買い替えサイクルは10.8年(※2)。また、洗濯機(洗濯乾燥機を除く)には「長期使用製品安全表示制度」に基づく、「標準使用期間」が表示されています。この期間を超えて使用すると、さまざまな不具合が出るだけでなく、経年劣化による火災などの事故につながる可能性もあります。そろそろ買い替え時期かな? と思ったら、ぜひ「機器選びのポイント」もチェックしてみましょう。

「洗濯乾燥機選びのポイント」
をチェックする
家電王
中村 剛 なかむら つよし

2002年に「TVチャンピオン」のスーパー家電通選手権で優勝。現在は家電王として動画「くらしのラボ」をFacebookとYouTubeで毎週配信中!