ESG担当役員メッセージ

2020年、新型コロナウイルスの世界的な蔓延により、私たちがこれまで経験したことのない状況をもたらし、今後の産業構造や社会様式は大きな変化の必要性に迫られています。
ポストコロナの世界が持続可能であり続けるために、TEPCOグループは事業活動を通じて、「SDGs(持続可能な開発目標)」の達成に貢献し、すべての人に安心で快適な生活をもたらせるようエネルギーの未来を切り拓いていきます。

脱炭素社会の実現に向けた貢献

TEPCOグループは、お客さまに販売する電力由来のCO2排出量を2030年度に2013年度比で50%削減する目標を掲げ取り組んでいます。脱炭素社会の実現に向けて、再生可能エネルギーの主力電源化の促進とともに、CO2削減に寄与する原子力発電については、安全性の確保を大前提としつつ、立地地域を始めとした社会の皆さまのご理解をいただけるよう活動を進めております。また、脱炭素に向けた「電化」への期待を事業機会として捉え、環境先進企業に対して、太陽光発電等設備の所有による自家消費とTEPCOグループが発電する再生可能エネルギー電気の最適な組み合わせの提案を行うとともに、電動車両利用拡大やそのインフラの整備など社会変革への取り組みを続けていきます。

レジリエントな社会への対応

2019年の台風15号では、電力復旧に時間を要し、長期の停電により大変なご不便、ご迷惑をおかけしました。その教訓を活かし、レジリエントな社会の実現に向けて、ドローンなどの最新技術やDX(デジタルトランスフォーメーション)を活用した電力設備対策や早期復旧体制の構築に加えて、大規模災害に備える「防災」へのソリューションという新しい価値を社会に提供します。

積極的な情報開示と対話の促進

ESG経営による企業価値向上に取り組む上でまず必要なことは、積極的な情報開示とそれに基づくエンゲージメント(対話)です。これからも、引き続き各種インデックスへの対応や統合報告書の進化、投資家などステークホルダーの皆さまとの対話を進めてまいります。

私は、ESG担当役員として、この4月に就任いたしました。首都圏のエネルギー安定供給を担ってきたレガシーと脱炭素、レジリエンスといった新しいチャレンジを両立させ、SDGsを始めとする社会課題の解決に貢献する企業として長期にわたる価値創造を実現していきます。

2020年9月
常務執行役 長﨑 桃子