調整力の調達における「簡易指令システム」の仕様について
2017年10月2日
東京電力パワーグリッド株式会社
当社は、一般送配電事業者として、周波数制御・需給バランス調整を実施するための電源等の確保を目的とし、当社サービスエリアにおいて2018年度に活用する調整力電源等を募集いたします。
このたび募集する調整力電源等のうち、「電源I’厳気象対応調整力」および「電源II’低速需給バランス調整力」の調達の際に用いる簡易指令システム※1(以下、「本システム」)については、当社と関西電力株式会社(以下、「両社」)が補助事業者として採択され、2017年7月14日より実証事業を行っております「バーチャルパワープラント構築実証事業」(2017年7月14日お知らせ済み)にて検討している共通基盤システムの仕様※2を採用する予定です。両社は、同実証事業を鋭意進めているところですが、このたび、共通基盤システム構築の1要件である仕様がとりまとまったことから、お知らせするものです。
※1 中央給電指令所の需給制御システムと専用線オンラインで接続していない発電設備やアグリゲーターに対して需給バランス調整等の指令を行うシステム。現状、電話やメールで個別に指令を行っているが、本システムの構築により、一括で調整指令ができ、指令授受の精度向上や時間短縮が可能となる。
※2 共通基盤システムの仕様として、通信仕様については、OpenADR 2.0bに準拠いたします。OpenADR 2.0 Profile Specification B Profile(Rev1.0)およびデマンドレスポンス・インタフェース仕様書第1.1版を参照してください。
また、情報セキュリティ対策としては、経済産業省および独立行政法人情報処理推進機構[IPA]が定める「エネルギー・リソース・アグリゲーション・ビジネスに関するサイバーセキュリティガイドラインVer1.1」のセキュリティ要件に準拠した対策が必要となります。(エネルギー・リソース・アグリゲーション・ビジネスに関するサイバーセキュリティガイドラインについては、10月2日時点でVer1.0です。改定次第、別途お知らせいたします。詳細な改定スケジュールはエネルギー・リソース・アグリゲーション・ビジネス検討会(第6回)配布資料をご確認ください。)
詳しくは下記のリンクをご覧ください。
・デマンドレスポンス・インタフェース仕様書第1.1版
・エネルギー・リソース・アグリゲーション・ビジネス検討会
以 上