歩道上の配電地上機器を活用したデジタルサイネージサービスの共同実証実験の開始について
2018年4月4日
東京電力パワーグリッド株式会社
東電タウンプランニング株式会社
パナソニック株式会社
パナソニック システムソリューションズ ジャパン株式会社
東京電力パワーグリッド株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 金子禎則)と東電タウンプランニング株式会社(本社:東京都目黒区、代表取締役社長 市田雅之、以下、東京電力パワーグリッド株式会社と合わせて「東電PG」)、パナソニック株式会社(本社:大阪府門真市、代表取締役社長 津賀一宏)とパナソニック システムソリューションズ ジャパン株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長 片倉達夫、以下、パナソニック株式会社と合わせて「パナソニック」)は、本日から東京都港区(以下、「港区」)の協力を得て、東電PGが所有する歩道上の配電地上機器※1を活用したデジタルサイネージ※2による情報発信の実証実験を開始します。配電地上機器を活用したデジタルサイネージの実証実験は上野恩賜公園内で実施中ですが、歩道上で行うのは、国内で初の取り組みになります。
東電PGとパナソニックは2017年5月より配電地上機器を活用した情報配信等に関して、共同で企画・開発を進めております。
今回はその実証実験として、港区のJR田町駅前に東電PGとパナソニックが共同で企画・開発する「ストリートサイネージ(R)」※3の実証機を設置し、港区の区政情報および緊急情報を配信いたします。
実証実験では、本年4月4日から2019年3月までの間、JR田町駅前の往来が多い歩道上に設置されている配電地上機器の上部に「ストリートサイネージ(R)」を設置するとともに、機器本体へのラッピングによる表示を行います。その立地を活かして、「ストリートサイネージ(R)」で港区の区政に関する情報、広報番組、地域イベント等を配信するとともに、緊急災害時には、日本語・英語・中国語・韓国語の4カ国語にて、警報や注意情報をリアルタイムに配信いたします。
今回の実証試験において、東電PGは配電地上機器からの電源供給に加え、機器本体へのラッピングによる表示を行います。パナソニックは「ストリートサイネージ(R)」の実証機の設置に加え、港区の情報の配信、運営を行います。共同で「ストリートサイネージ(R)」による情報発信の効果検証、配信システムの検証等を行います。
本実証実験を通じて、配電地上機器の立地を活かした情報発信の有用性や実現性について検証し、2020年に向け求められている街中での情報配信に「ストリートサイネージ(R)」を活用していく検討を進めていきます。
以 上
- ※1:
電柱に設置している変圧器や開閉器を、地中化に伴い、地上のボックスに納めた電気設備
- ※2:
ディスプレイなどの電子的な表示機器を使って情報を発信する端末
- ※3:
東京電力パワーグリッド株式会社、東電タウンプランニング株式会社、パナソニック株式会社、パナソニック システムソリューションズ ジャパン株式会社が共同で企画・開発する配電地上機器専用のデジタルサイネージの商標
参考