意外と知らない福島牛のおいしさの秘密
株式会社いとうフーズ

こんにちは。私はオーストラリア出身のタレント・ケイティといいます。私は幼年期に福島に6年間住んでいたこともあり、素敵な魅力が満載の福島を皆様にご紹介したいと思います。

今回は新型コロナウイルスの影響で大変な時期ということで現地には行けませんでした。ちなみにみなさんいかがお過ごしでしょうか。感染拡大防止のため長い自粛生活を余儀なくされましたが、悪いことばかりではありませんでした。テイクアウトやお取り寄せの文化が定着したことで、今まで入れなかったお店の味に出会うことができたからです。
お取り寄せにもはまりました。
私が注文したのは、出身地でもある福島のお肉です。
赤身とサシのバランスが絶妙な福島牛。すき焼き、ローストビーフやビーフジャーキーにぴったりです。
どれも地元の企業からの逸品でおいしいこと。どんな人が作っているのか、とっても気になりました。

意外と知られていない福島牛

新型コロナウイルスの感染拡大の影響下での自粛生活は大変でしたね。自宅の食生活を楽しもうと、今回はじめて福島牛のお取り寄せに挑戦したんですが、すき焼きにしたら本当においしかったんです。自家製のローストビーフやビーフジャーキーは「肉肉しさ」があり肉の旨味が口いっぱいに広がるなんとも贅沢な味わいで、「こんなにおいしいのは初めて」と家族で大喜び。今回、お取り寄せした福島牛などを販売する「いとうフーズ」さんにお話を聞くことができました。

「お取り寄せを頼んで、どんな商品が届くのか楽しみにしていたんですが、とてもおいしかったです」
「うれしいなあ。褒められるとやっぱり気持ちが良いものですね」
と笑顔で語ってくれたのは、福島県郡山市で食肉製品製造業を営む伊藤さん。昭和48年の創業以来、地産地消に取り組まれるとともに、通信販売を通じて地元の食材を全国にお届けしているそうです。

私が驚いたのは、なんといっても素材の良さ。お肉の味がギュギュッと詰まっていて、それでいて後味がすっきり。噛み締めるたびに旨味が溢れ出すけど、脂の旨味が上品でくどくない。まさに夢に描いたような理想のお肉だったんです。
とはいっても、福島に住んでいた頃は福島牛の存在をあまり知りませんでした。現在は東京に住んでいるのですが、こちらでもあまり見かけることがないような……。

「震災以降、風評被害もあって、ライバルに押されてしまったんですよ」と伊藤さんは寂しそう。

最近では都内の老舗や有名焼肉店でも取扱いされているなど、福島牛のおいしさは認知されつつありますが、もうちょっと広まってもいいような気もしますよね。福島牛を一度でも食べたことがある人は、その肉に惚れ込み一気にファンになってしまうとか。

「福島牛の肉質が良質な理由は福島の水にある」と伊藤さんは分析します。

「福島って水がおいしいんです。水がおいしいと、おいしいお米が育ちますよね。日本酒の出来栄えを競う品評会では金賞に選ばれた銘柄数が7年連続で全国一。良質な水と稲わらで育ったから、牛もおいしくなるのかなって思うんです」

なるほど。福島牛のおいしさは、福島の大地の恵みのおかげだったんですね。


リモート取材に笑顔で答えてくれる伊藤社長。

福島の豊かな自然がおいしい福島牛を育てている。

加工の技術が味をわける

私の出身地のオーストラリアでは赤身肉ばかりを食べます。海外では日本のようにサシのはいったお肉はあまり食べませんが、和牛のおいしさは世界的に知られています。

「福島牛は適度にサシの入った柔らかい肉です。脂はくどくなくて、柔らかくて口当たりもいいんです」

たしかに、ほどよく脂がのっていても後味はさっぱり。いくらでも食べられそうでしたが、「その秘密はカットにあるんです」と伊藤さんはニヤリ。

牛肉は筋肉の目(繊維の向き)があって、それを断ち切らないと悪い食感の原因になるそうです。良質な肉でもカット次第でかたい肉になってしまうんですって。

伊藤さんいわく、「サシが綺麗に見えるのは丁寧な仕事の証」なんだとか。

同じ素材を使っているはずなのに、おいしい焼肉店とそうでないお店があるとしたら、その差は肉の切り方にあるそうです。「お肉はカットが命」と伊藤さんは熱く語ります。

ちなみに、こちらの工場で牛肉のカットを許されるのは、従業員の中で3人だけ。伊藤さんもそのうちの一人で20年のキャリアがありますが、工場長に教わり最初はとにかく猛特訓をしたとか。工場長は40年以上のキャリアを持つ大ベテランです。

「人間の指紋と同様に、全く同じ肉はありません。だから人間の目で見て、丁寧に処理をする必要があるんです。おいしい福島牛を最高の技術で加工して、『おいしい!』と言ってもらいたいじゃないですか」

牛肉のカットが許されるは、経験豊富なベテランだけ。

世界も認める福島牛のすばらしさ

日本国内でも評価が高まりつつある福島牛ですが、こちらで作っている製品は、海外でとても評価が高いんですって。
「福島牛で作ったビーフジャーキーやローストビーフは、2016年にドイツの国際コンテスト(DLGコンテスト)で金賞をとっています」
ドイツといえば肉製品の本場ですよね。ドイツ人からお墨付きをもらえるなんてすごい!


伊藤社長が、裁断する前の福島牛の肉を見せてくれた。

DLGコンテストの金賞メダルをかかげる伊藤社長。

DLG(農業協会)コンテスト
ドイツの農業・食品産業の四大組織の一つと言われるドイツ農業協会が100年以上前から開催する、食品の品質評価に関して最も歴史がある世界最高レベルの品評会。味、色、香りはもちろんのこと、添加物や香辛料の種類など、150以上の審査項目で厳しく採点が行われ、その結果により、金メダル、銀メダル、銅メダル及び賞状が授与されます。金メダルを獲得することは、本場ドイツのマイスターたちの最大の目標になっています。

ビーフジャーキーは赤身が多く脂が少ない牛モモと呼ばれる部位を使っていますが、リサーチと研究を重ねた結果、濃すぎない絶妙の味付けに行き着いたそうです。同じようにローストビーフも塩・胡椒・野菜のみで素材の旨味を活かす味付けを意識しているとか。

「自分で言うのもあれですが、福島牛は肉がいいのでね。それを邪魔しないように調味しているんです。赤身も肉の旨味がぎゅっとつまっていて、邪魔しない程度に適度にサシが入る。そのバランスがいいので、おいしいんだと思いますよ」

ローストビーフは、ソースもついてきますが、福島牛の旨味をダイレクトに味わいたければ、そのまま食べてくださいとのこと。ちなみに、こちらのローストビーフとビーフジャーキーは注文を受けてから生産を開始します。保存料などを使っていないから。開封後はお早めにお召し上がりくださいね。私はもちろんあっというまにいただいちゃいました!

ビーフジャーキーとローストビーフはぜひ食べてほしい逸品です!

ふくしま市場」で福島牛をはじめ、いとうフーズの商品が購入可能。


隠し味に醤油を加えたビーフジャーキーは噛めば噛むほど旨味が溢れ出します。

肉汁の旨みを閉じ込め、じっくり時間をかけて職人技でローストした逸品。
 

無添加にこだわった加工

先ほどもお話が出ましたが、こちらの加工食品は無添加のものが多いことに気が付きました。

「昨今はスーパーに行けば無塩せき(肉を漬け込む際に、発色剤を使用しないで製造すること)のウインナーやベーコンが置いてありますが、弊社ではそれこそ20年前から取り組んでいました。うちは周辺の学校にも卸しているので、調理師さんの依頼で作り始めたんです」

開発当初は、『食感が悪い』『色が悪い』と散々でしたが、今では研究を重ねて、コンクールでも賞を取れるほどの味になったそうです。

「自信を持ってお届けできる良い肉だから、最高の状態で食べていただきたい」と笑う伊藤さん。

添加物や保存料を使わないぶん、日持ちがせず手間がかかるので、ちょっとお値段も高くなってしまうそうですが、最近はアレルギーや食に対する意識が格段に変わりましたよね。肉だって同じです。少しくらい高くても良いものを食べたいと思う方も多いと思いますし、私もその一人です。

贈り物にぴったりだなと思っていたら、なんと髙島屋オンラインストアにも卸しているそうです。つまり有名百貨店が認めた味ということですね。すごいなあ。伊藤さんは「将来は福島牛を使った製品が東京のスーパーに並んだらうれしいですね」と画面越しに目を輝かせ、さらにこう続けました。

「福島牛はおいしいから、みんなにもっと知ってもらいたいんです。自社の製品だけでなく、福島牛のことをもっともっと知ってもらいたい。米でも酒でも、どんどん福島のものを食べてください。おいしいですよ」

福島牛のお取り寄せからはじまった素敵な出会い。
福島のおいしいものをもっともっと知りたいと思いました。
次は福島に行きたいなぁ。


20年以上無添加商品の開発にこだわり続けてきたいとうフーズ。

多くの苦難を経て、多くのお客様に愛される商品を作り続けている。

会社情報

株式会社いとうフーズ
〒963-8825 福島県郡山市字石塚1-2
TEL 024-942-2983 FAX 024-942-2984
ホームページ: http://www.itofoods.co.jp

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「ふくしま市場」で福島牛をはじめ、いとうフーズの商品が購入可能。

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