幻の福島牛を求めて、福島県喜多方へ
生産者もめったに食べられない牛肉!

2020年12月18日に取材

今回は先進技術を活かして福島牛を飼育しているという、福島県喜多方市にある「五十嵐ファーム」さんへ伺いました。こちらでは、母牛に子牛を産ませて育てる繁殖牛と、市場で購入した子牛を出荷するまで育てる肥育牛の両方を飼育しているそうです。「分娩(ぶんべん)監視カメラ」を福島県内でいち早く導入するなど、高い飼養管理技術が評価され、福島県農業賞の最高位である農林水産大臣賞を受賞した話題の生産者さんです。最新のシステムで育てられた福島牛の素晴らしさを、皆さんにお伝えします!

先進技術と肥育技術が融合!

「五十嵐ファーム」さんでは、繁殖牛と肥育牛を育てているそうですね。
はい。父親は肥育牛を専門にしていたのですが、私が繁殖牛に興味を持ち、繁殖牛の方も育てております。
出産間近の母牛を管理するのは大変そうですよね。
はい。例え夜中でも定期的に牛舎で観察を続けなくてはいけなくて…。冬は特に厳しいですね。
外出もなかなか出来ないのではないですか?
はい。それで、母牛を監視する「分娩監視カメラ」を設置し、移動先でも自宅でも監視できるシステムを導入しました。福島県内では、第一号ですよ。このおかげで作業効率がかなり上がりました。
凄い。改革ですね。五十嵐さんにはきっと先見の明があったのですね。
父親は肥育技術に長けていたので肥育牛、私は繁殖牛とそれぞれの得意分野を飼育することで、今では会津地方の中で肉用牛の生産が、最大規模と言われるまでになりました。

五十嵐さんも食べられない幻の牛「会津牛」

与える餌などにはこだわりはありますか?
会津の肥育農家では、実は飼料が統一されています。毎年生産者が集まって、より良い飼料にするために話し合い、改良をしています。同じ飼料を使うので、ほかの生産者と肉質の差を出すためには、量や与えるタイミングなどを変えるなど工夫しています。
同じ餌でも量やタイミングが重要なのですね。ところで福島牛の中でも会津で育った牛は会津牛と呼ばれるのですか?
はい。福島牛として出荷できるのは、等級がA4、A5のもののみ。中でも会津で育てられた牛は会津牛と呼ばれています。頭数が少ないので、なかなかお目にかかれない幻の牛でもあるのです。
そうなんですね。ぜひ食べてみたいのですが!
うちで育てたお肉は、私もなかなか食べる機会が少ないですが、運よく手に入りましたので、ぜひ食べてみてください。部位はリブロースです。
いただきます! 大きいサイズだったのに、口に入れると柔らかくてあっという間になくなっちゃう。脂はサッパリしていますね。

福島の畜産農家が頑張れる環境を作りたい

喜んでもらえて良かったです。震災の後はなかなか厳しい状況でしたが、イベントなどに参加し続け、福島牛の美味しさを店頭販売して知ってもらうなど、頑張って続けてきました。今では美味しいことを知ってもらえるようになったので、購買に繋がってきていると思います。
五十嵐さんをはじめ、福島県の畜産農家さんが頑張ってきたおかげですね。
福島県の畜産農家のネットワークを広げたいという思いもあって。定期的に集まって情報交換する場を設けて、若い世代に情報が入りやすい環境を作っていきたいと思っています。
畜産農家さん全体のことも考えているのですね!
実は受精卵の販売も始めたのですが、これも若い新規就農者がスタートしやすいようにという思いがありました。子牛を購入するのは高額で大変なのですが、牛の農家さんに代理出産してもらうと、コストも削減できるのですよ。若手に頑張ってほしいですからね。
五十嵐さんは常に先を見据えていますよね。福島牛の未来は明るいです!

会社情報

株式会社五十嵐ファーム
〒966-0023 福島県喜多方市熊倉町新合字辻乙20番地
電話番号:0241-25-7419

 

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